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スーパーカンジキ / VERTEX

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この間の連休で八ヶ岳にのんびりハイクに行ってきたのですが、そこでず〜っと前から気になっていたスーパーカンジキを試すことができました。結果からいいますと、かなり使える!という結論に至りました。



この間の連休の2日間(2月10日〜11日)、僕と妻とY君とで厳冬期の八ヶ岳にのんびりハイクング(小屋泊まり)に行ってきました。また山行の細かいことは後々アップするとして、その前にY君が履いてきたスーパーカンジキのレビューを書きたいと思います。


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スーパーカンジキ、以前より存在は知っていました。すごく軽いですから。それで何度もググったことはあるのですがイメージとしては微妙。普通に使っている人もいれば、あまり使えないという人もいて。「ちゃんとスノーシューとして使うならMSRなんかでしょ」と思い込んでいたのでした。ですが、その八ヶ岳に行った時Y君が持参してきたスノーシューはスーパーカンジキ!スノーシューハイクもするよ〜天狗の奥庭で遊ぶよ〜、と伝えてあったのに。「そんなのでは歩けないぞ〜」と新しい文化に否定的な頭の固い人間の発想をしてました。

僕はいつものMSR EVOツアーを背負ってきたのですが、想定通り黒百合ヒュッテまでは樹林帯なのでしっかりトレースがあってスノーシューを使うような場面はなし。小屋に荷物を置いてから天狗の奥庭でソリなどをして遊ぼう!ということになりサブバックだけ背負ってスノーシューを履いて出かけました。

僕や妻のMSRはもちろん抜群の安定感です。問題なし。Y君はさぞかし埋まって困るだろう…と見てみると、けっこう快適そうです!気になったので一時的に交換してもらいました。おお〜っ!こんな感じかぁ。思ったより遥かに使える手応えあり。以下、色々と遊んでみて感じたことをEVOツアーとの比較で書いてみます。


【メリット】

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●とにかく軽い
片足の実測326g。EVOツアーの片足875gの半分以下。これがスーパーカンジキの最大の魅力でしょう!軽いので軽快に歩けるし、ふと体勢を崩した時も足がすぐに動かせる。あと歩く時に足への重り具合が全然違います。スノーシューを履くと"雪上を歩くための特殊な道具を装備している"という感じがするのですがスーパーカンジキは装着しているのを忘れるほど軽いのです。あと、サイズ自体もコンパクトなので歩きたい放題です。


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●ストラップでの固定も意外と簡単で工夫次第で外れない
ここが外れやすいと話題でしたが、Y君はここの2本の爪をストラップ側にペンチで曲げる、という対応策を考えました(というかみんなやってる?)。そうするとストラップが飛躍的に外れにくくなるのです。写真でわかりますか?金具がストラップを抱きしめているかのようですね。また、ストラップの装着自体が思ったより簡単でビックリしました。


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●雪の斜面も意外と歩ける!
今までググって見ていた写真だと裏についている7本のピン(白い矢印)が爪の役割をしていると思っていましたが違いました。黄色く囲った部分全体が雪面に食い込むのです。アイゼンとピッケルで登るレベルの斜面は無理ですが(それはスノーシューでも難しい)スノーシューが登れる斜面の8割ぐらいは登れた印象。超主観的な数値ですが(笑)。

●浮力も意外とある!
こちらもスノーシューの浮力の8割程度といったところ。ハイク中、あえて登山道を外れてフカフカの雪面を歩いてみたところ、スノーシューでも10cmぐらい、スーパーカンジキは20cmぐらい埋まりました。試しに片足をつぼ足にしてみると5〜60cm埋まりました。

●安い!
4,710円(2013.2.22現在)。これもすごい大きな魅力。


【デメリット】

●やや心細い
全体がプラスチックのような素材(高性能耐衝撃性ナイロン合成樹脂)なのでちょっと心細い。壊れていないので実際の強度は不明。


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●壊れそうで心配
歩く時EVOツアーは板面と足を固定しているアイゼン面は強靭な金属でつながれており足を上げるとそれぞれが別の動きをして歩行の妨げにならないようになっています。スーパーカンジキはこれが一体型のプラスチック的な素材なので、足を上げると板面と足の固定部分はグニャリと曲がって歩きやすくしてあるのです。それが最初のうちはなんだか折れそうで気持ち悪かったです。

●浮力やアイゼン能力はスノーシューには少し及ばず
主観では2割ほど劣る印象。

●荷物が軽いことが前提になるかも
10kgぐらいまでならスノーシューに近いレベルの能力を発揮できそうな気配でしたが20kg、30kgになってくると、ちょっと難しそう。というか無理だと思います。


【総評】

登山での能力はスノーシューには少し及びませんが、それでも必要レベルには達していると僕は感じました。逆にいえばスノーシューって雪山ハイキングレベルではちょっとオーバースペックなのかも?という考えさえ浮かぶほど。ただ、雪山縦走とかガシガシ攻めたい場合(僕はその予定は当分ない)などはスノーシューぐらいガッチリしていないと不安だと思います。

とにかくその扱いやすさに魅力を感じて、八ヶ岳から戻って速攻購入したほです。ただ、まだ1回しか試せていないのでこれを持って他の山も行ってみたいです。意外な発見をさせてくれたY君の冒険心に感謝!

by yama-oson | 2013-02-09 20:01 | 道具