西岳・常念岳 2日目(2016.9.3_5)
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2016年9月3〜5日、西岳、常念岳あたりを歩いてきました。



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朝。5:00頃起床。昨夜はいつものように21時頃には一度眠りにつくも23時頃に起きてトイレなどに。そのまま朝まで爆睡できたことはほとんどない。1回目にトイレに立ったときは周りが完全にガスに覆われていて、「このままテントに戻れなくなるんじゃないか?」とたじろぐほど。2回目の時は満天の星空が頭上に広がっておりました。GRで撮影をしたかったけどもいまいち撮り方がわからずに諦めました。朝方もパラパラと小雨がテントを叩いたと記憶しているけど、あれは夢だったのか、実際に降ったけども一時的なものだったのか。まぁ後者なのでしょう。なんにせよ止んでくれてよかった…。

そして朝は最高の天気!思わず何枚も撮影してしまいます。昨日はヘトヘトで途中「あぁ、もう山登りいいかな…」ぐらい思ったのですがこの朝の景色をみて「やっぱり好きだ!最高だ!これだ!」という気分が再び再燃、激しく燃え上がりました。

朝飯はスーパーで買ったフリーズドライのリゾットを2つ投入したもの。2つ入れたのでカロリーもボリュームもそこそこあって満足。


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穂高と裏銀座に囲まれた絶景を前にミルクティーをすすりながら地図に目を落として今後の行程を確認します。「ま、今日は常念小屋までだから6時間程度。余裕でしょ。で、明日は常念小屋から蝶ヶ岳を経由して上高地までね。…ん?それって最終日に10時間以上歩くってこと?すごく遅くなるんじゃないの?沢渡からどこか温泉に浸かってまた関東まで車を飛ばすと…いつ家に帰れるの?」

ヤバいヤバい。なんとなくで決めたルートなのでしっかり行程を吟味してませんでした。やはり今日は常念小屋でなくてその先の蝶ヶ岳ヒュッテまでは行きたいところ。てことは今日も10時間くらいの行動!ひ〜。さっきまでのノンビリムードから一転、慌ただしく撤収開始。


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こんなことなら朝も4時くらいには起きて5時くらいから行動したかった…。二日目、結局歩きだしたのは7時少し前。遅い!本気で歩かないと蝶ヶ岳まで明るいうちにたどり着けないぞ。昨日あんなにクタクタでテン場に到着したのに今日もまったく余裕ないぞ…まいったな。といいつつも、青空に映える槍ヶ岳は美しい…。


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今日は喜作新道を歩きます。何度も名前は聞いたことのあるトレイル。初めて歩く道なので楽しみでもあり不安でもあったのですが、細やかなアップダウンにちょっとウゲーとなりつつも危険な箇所もなくあるきやすかったです。


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赤岩岳やビックリ平を越えて。


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大天井ヒュッテに着。この日は快晴で喉が渇いたのでジンジャーエールを購入。事前の天気予報では午後から雨とあったので今は晴天でもきっと崩れていくのでしょう。


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大天荘に着。まぁまぁのペース。早いというほどではない。ここで軽く行動食を頬張りつつ、水を購入。昨日は水俣乗越の急登前に水を2リットル追加してかなりヘトヘトになったので今回はギリギリを狙って1リットルとペットボトルに500ml。ちょうどいいはず。


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大天荘からこの先の登山道を眺める。その昔妻と歩いたことのある裏銀座だ。すごく気持ちよかった記憶がある。なのでとてもワクワク。意気揚々と歩き出します。


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やはり気持ちいい!特に東天井岳から常念小屋までのトレイルは気持ちいい広々とした道!ただ、東側からせり上がってくる超巨大な入道雲が不吉すぎる…。あの中は真っ白だろうし、やはり雨も降ってるのかしら?ずっと堰き止めててほしい。


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常念岳のほう、もうすでにガスの中なんじゃないの?


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12:00頃、常念小屋に着。到着と同時に真っ白なガスに覆われました。「ご飯食べてる間にガスが晴れてたりしてね」なんて楽観視しつつ小屋にて牛丼を注文。紅しょうががとても美味しかった!翌朝用のパンもついでに購入。しかし…ここまでですでに良い感じに疲れている。このままテントを張って寝られたらバッチリの疲労感でしょう。でも、ここで頑張って蝶ヶ岳まで行かないと3日目が死ぬ。重い腰を上げて小屋の外に出てみたけども相変わらず真っ白なガスの中。ま、行くしかないべ。と常念岳に向けて歩き出します。


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13:50、常念岳登頂。正直めちゃくちゃ辛かったです。奥さんと来た時はテントも張ってほぼ空身で登ったので全然辛かった記憶はないけども、今回はもう牛歩の歩みで登りました。「なんで一度登頂する必要があるんだよ!巻道作れよ!」と完全に八つ当たりな怒りのエネルギーを燃やしつつ登りました(笑)。


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で、ここから常念岳をおりるんですけど、山と高原地図だとCT30分なんです。でも実際には1時間くらいかかり。ここでも疲れ影響で地図に対して怒りが(笑)。「全然30分じゃないじゃないか!ちくしょー!」とエネルギー自家発電。てか、もしこの調子で今後CTを2倍もオーバーしていくとたどり着けない…。


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ホシガラスに笑われているかのような気持ちにさえなりました。気持ち的に一番沈んでいる区間でしたね、このあたりは。これはマジでビバークをしないといけないかも?でも必要最低限の水しか持ってないからかなりキツいぞ…やっぱり水はしっかり持っておかないとなぁ…、なんてことを思いながらトボトボ歩いておりました。


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と、突然樹林帯が始まったりしました。このあたりで軽く雨が降ってきたので嬉しい樹林帯でしたね。しかし、なんでここだけ急に樹林帯なんだろう?


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雨の中、樹林帯の登りにヒーヒー。思わず「やってやる!やってやる!」と声に出るほどキツかった〜。声に出して気合を見せないと力が出ないという感じでしたね。樹林帯の切れ間からこの先登る蝶槍が見えました。ま、まだあんなに遠いのか…(泣)


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唯一の救いは雨がやんでくれたこと。1時間も降ってなかったので通り雨みたいなものだったのかしら。しかし、このあたりはアップダウンが大きいです。蝶槍に登る前も一度おりきります(笑)。なんでだよ!一度しっかりと下りてからグインと登り返すのです。しかも水が無くなってきました。残り300mlといったところ。


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16:30、蝶槍に登頂。ここまでくると疲れを通りこしてあまり何も感じなくなってきますね(笑)。体の動きも頭の動きも省エネモードになるというか。ここを超えれば…蝶ヶ岳ヒュッテまであと少しのはず!


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17:15、蝶ヶ岳ヒュッテに着。なんとか暗くなる前に到着できました。この小屋が見えたときの感動は言葉にできないなぁ…。


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テン場はここでもがら空きで。好きなところに張れるのでなるべく水はけがよさそうな場所を探して張りました。


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本当はこの日、炊飯をしてカレーライスにしようと思ってたのですがもちろん疲れ切っていて無理(笑)。なので予備に持っていたカップヌードルのトマト味を適当に。


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全体を通してですがスマホの電波が入ることが多かったのでついついネット。写真をアップしたりつぶやいたり。さすがはdocomoの電波です。

と。ご飯も食べて一息ついてマットに寝転がっていた20時頃。ザーっとけっこうな雨が降ってきました。最初は気にせず寝袋に包まって寝てたのですが顔に飛沫が飛んでくるように。クフの隙間から地面に落ちた雨粒の飛沫が飛んでくるんですね。「えー」と思って起き上がるとフロアレスの地面は水びたし(笑)。濡れて困るものはザックやパックライナーの中に。寝袋は化繊のトップキルトなのでちょっとの水分は平気とはいえ、グラウンドシートもそろそろ雨に侵食されそう…これは…もう、小屋に引っ越ししようかなーと本気で考え出したころに雨脚は急激に弱まり事なきを得ました。

その後も今度は風が強くなり(笑)。石で固定してあったクフは少し緩んできてたので外に出てまたしっかりと固定し直すなんてことをする夜になりました。いや〜疲れた疲れた。
by yama-oson | 2016-09-22 12:25 | 山行 (北アルプス)
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