2014年10月25〜26日、佐渡島に行ってきました。ってもう二ヶ月近く前の話ですが(笑)。やっとアップできます。あまりに前の話ですが記憶を頼りに綴ってみます。
きっかけは明快で、
この記事でした。地理に疎い僕は「さ…佐渡かぁ。なんか聞いたことあるけど」くらいの認識でしたが、なんとも快適そうなトレイルは心にずっと残っておりましたし、タケミチさんに会うたびに「佐渡はいいですよ!」とその名前を聞いていました。
そんな折「今度の秋、佐渡のトレイルいきましょうよ」とタケミチさんからお誘いが。「行きましょう!」と二つ返事でした(笑)。タケミチさん夫妻と我々夫婦の4人です。詳しいことは
その記事に書いてありますが、観光協会に連絡してトレッキングマップを送ってもらったりして早速準備を始めました。とはいいつつ、正直タケミチさんに何から何まで調べてもらったのですが…。(タケミチさん、その節はありがとうございました〜!)
朝7時初の新幹線で新潟まで行き、そこから港までタクシー。港からジェットフォイルで佐渡島へ。という言葉にすると簡単ですね(笑)。まぁ、実際12時くらいには佐渡島に着いてたので簡単といえば簡単ですね。
YES! 佐渡島!
佐渡島に到着したらまずはもちろん!タケミチさんオススメの定食屋に。ボリューム満点で美味い刺身で"旅にきた感"も高まります。
お腹がパンパンになった後はタクシーを拾って和木登山口まで。このタクシーの運転手さんがなんともおしゃべり上手な方で(なんでも普段はバスなどで観光案内しているそうな)、佐渡の話はもちろん、テレビ撮影にきた芸能人の裏話などを聞かせてくれました(笑)。この時に「下山後の食事は回転寿司がオススメですよ!」という情報もゲット。下山後が(すでに)俄然楽しみに〜!14時(遅っ)、歩き出しスタート!
歩き始めてしばらくはこんな感じの道。展望はないけど歩きやすいです。
20分も歩くと海が見えてきました!見事に見えすぎてクラクラ(笑)。
と1時間ほど歩いたところで「雪畑山登山口」登場。おぉ…やっと登山口ですか。
日が傾きはじめましたが気にせず進みます。なぜなら、この佐渡の山域は"どこでテント泊してもOK"だからです(※タケミチさんが観光案内所に問い合わせて確認したそうです)。JMTの時も感じましたがこの"どこでテントを張ってもいい"というのはハイカーの心をどれだけ自由にしてくれるか。
「テン場空いてるかな…」「もう少し進みたいけど、次のテン場はかなり先だしな」など、普段は指定されたテン場に行動を制限されながら山を歩いています。ヘトヘトになって到着したテン場のギュウギュウ詰めの感じ…ゲンナリですよ。
それがどうですか!どこに張ってもいいっていうだけで、これほど自由になるのです!途中で思う存分休憩すればいいし、体力に合わせて好きなところまで進めるのです。実際にはキャンプ適地というのは多くないのですが、それでもギュウギュウになることはないでしょう。最高です。どこでもテントを張れる山域を歩きたい!!
…ちょっと熱くなりすぎました。とにかく心が自由で気持ちいいってことを言いたいのです。
基本的には樹林帯歩きですがたまに開けた場所もあります。傾きかけた太陽が美しい…。
ドンデン山荘に近づくにつれて樹林帯がなくなり開けてきました。道もフカフカですし…あ、牛の姿は見えませんがフンだけはそこかしこにあるのでそれを踏まないようにするのだけ注意が必要です。
16:15、芝尻山。みんな眼下に広がる海に見とれております。
ポケーっと頭を使わなくても歩ける道なのでバカになりそうです(笑)。でもそれが最高!いいね〜いいね〜!といいながら歩きます。
季節も時間帯も最高ですべてが黄金色に輝いているのです!黄金のトレイル…今まで歩いたトレイルの中でもベスト3に入るかも。特にこうして2ヶ月も経った今そう思うのだから間違いありません。妻が見ている向こうに見える街が僕らが降り立った両津港です。
16:45、ドンデン避難小屋が見えてきました。
ドンデン避難小屋の前には渋い紅葉を鏡のように映すドンデン池が。
ドンデン避難小屋、噂の通りとてもきれいでした。誰もいません。懐中電灯などもどなたかが置いていってくれてるのか数個ありました。ガス缶なんかも。
ドンデン避難小屋の前は広い広場のようになっています。が、牛糞が多い(笑)。のでなかなかキャンプ適地がありません。なんとかよさ気な場所をみつけてタケミチ邸と一緒に張りました。17:30に設営完了。日没ギリギリでしたね。
夕食は…避難小屋でまったり食べましょう〜と移動(笑)。断熱材の入っていない避難小屋の二階は蓄熱されて非常に暖かく、ダウンを持っていきましたがしばらくはベースレイヤーだけで十分でした。
うちもタケミチさんちもお鍋。体が温まりますしね〜。
20時くらいまで宴会をしたでしょうか。避難小屋の窓からは新潟の街の灯りが明るく輝いていました。
”山では寝るのが早い”という共通点を持つ我々はすっかり眠くなり、片付けをしてテントに戻りシュラフにくるまったのでした。しかし、想定よりも本当に暖かく確か10℃くらいあった気がします。地面が芝生なのでとっても柔らかくあっという間に眠りに……。