八ヶ岳南北大縦走(1日目)
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2013年10月11〜13日、連休を利用して八ヶ岳に行ってきました。このブログを読んでいただいてる方はご存知の通り、僕らは何度も八ヶ岳に行っていますが今回はかねてより挑戦したかった、八ヶ岳の北から南までのスルーハイクをしてきました。



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【登山ルート】
1日目:蓼科牧場 → 蓼科山荘 → 大河原峠 → 二子山 → 双子池ヒュッテ(テント設営)
2日目:双子池ヒュッテ → 麦草峠 → 天狗岳 → 高見石小屋 → オーレン小屋(テント設営)
3日目:オーレン小屋 → 硫黄岳 → 赤岳 → 権現岳 → 観音平 → スパティオ小淵沢


以前から山友達であるY君、N君と「じっくりと山を歩きたいね」という話は出ていました。北アルプスや南アルプス、信越トレイル、奥多摩と色々と候補は挙がったのですが、気分的には「初挑戦で緊張を強いられるよりも馴染みの山域を長く歩きたい」感じ。それならばと、前から興味があった八ヶ岳の北から南までのスルーハイクをすることに。北は蓼科山、南は編笠山、になるのかな?厳密には他に定義があるかもしれませんが地図を眺める限りそんな感じですよね。

本当は9月末の連休でN君と挑戦するはずでした。が!決行日の数日前から思いっきり風邪をひきまして…(例の立山の影響かと)。泣く泣く僕は断念することに。N君は一人で見事にスルーハイクしてきたのでした。日頃から「僕は山登りをしてるから風邪をひきにくいんだよね(無根拠)」なんて思っていたのですが…思いっきりひきましたよ(笑)。完全に3泊4日(の予定だった)のパッキングも済ませてからの断念だったのでもう諦めきれなくて…10月の連休を利用してリベンジ(?)することになったのです。今回、妻は友達と出かけていて不在だったのでソロで歩くことになります。

N君が歩いた9月の連休は週間天気予報では4日ともオール快晴!実際にN君からも「すべて無風の快晴だった」との報告があり、非常に羨ましい…。そして今回の連休はというと、雨こそないものの『てんきとくらす』では予定している4日の最終日意外すべてが登山指数☓。風速15m以上とかなり強いのです。なので「風が強いのか…」とギリギリまで悩みましたが、八ヶ岳はエスケープルートが沢山ありますし、こういうチャンスはあまりないので、行くことにしました。

※今回の写真はCONTAX T Proofで撮影しました。


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蓼科へのアクセスは一瞬悩んだのですが、蓼科牧場へのバスが新宿から出ているそうでそれに乗れば一気(途中諏訪で小さいバスに乗換)に蓼科まで行けるのです。便利&安い!7:30に新宿を出発して11:50に蓼科牧場に到着しました。バスは平日だからだと思うのですが半分くらいの乗車率で空いており、そもそもかなり広い作りのバスだったので、のんびりできました。


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バス乗車前、新宿のコンビニで買ったおにぎりをベンチで食べていると一人のおじさんが近づいてきて「すいません」と声をかけてきました。なんでも長野の観光調査?みたいなのをやっているらしくアンケートに答えてほしいと。特に急いでいるわけでもなかったので受けることにしたのですが「蓼科はどうですか?楽しいですか?」という質問(笑)。「いや、楽しくないっすね」とは、調査してる人に言わないでしょ(笑)。

そんな感じで「テントかついで小淵沢まで山を越えていく」と答えると「え!あんなに遠くまで?すごいね」と、ハイカーとしては嬉しいリアクション(笑)。その後、テント泊にしては小さいザックとスニーカーみたいな靴を見て「大丈夫?まぁ、きっと慣れてるんだろうけど」と心配されました。


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今回、新しいシューズできました。Montrailのバッドロック。マウンテンマゾヒストが駄目になったのでこれを購入してみました。僕はやっぱり防水シューズのほうが好きかもしれません。非防水シューズだと濡れるのが嫌で、それがストレスになるんですよね。特に2泊、3泊すると予報に反してどこかで雨が降るかもしれないし。

このシューズ、今回の縦走で初めて使ったのですが簡単な感想を。今回、雨はほとんど降らなかったのですが朝露で濡れた岩に足を置くとめっちゃくちゃよくすべりました。これはシューズのせいか、それともどんなシューズだろうと滑る岩なのかわかりませんが、4〜5回、ゆっくりとすべってこける、という目に遭いました。あと、やっぱり蒸れる(笑)。ゴアより蒸れるかも…?何時間か歩いて靴をぬぐと靴下が汗で濡れていました。僕の周りではこの"蒸れ"が嫌で非防水を履いてる人が多いですが、確かにこれだけ汗をかくとちょっと考えちゃいます。

いいところがまったく挙がっていない(笑)。いいところ…探してみたんですけど、ないんですよね〜。しいていえば好日山荘でセールになってたことぐらい?このクラスの軽くて、防水で、ミドルカットで、っていうシューズは選択肢が少ないので悩ましいところなんです。完璧なシューズってなかなかないですね。


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ストイックな性格じゃないのでいきなりロープウェイを使って高度を稼ぎます。時折強い風が吹いてロープウェイを揺らします。やはり風が強い。


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12:30、やっとこさ登山口に立ち、出発!ここまで来るバス、もうちょい早めに出ないかなぁ。あと1時間でも。


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と、すぐに車道に出て目の前に鳥井が。七合目登山口です。


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蓼科山荘までの道はとっても歩きやすいです。


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13:45、蓼科山荘に到着。蓼科山荘から見える蓼科山はもう2回ほど登ってるので…パス。今回はあくまでも"八ヶ岳の北から南まで歩ききる"というのが目的ですし、そもそも出発時間が遅いので時間にあまり余裕がないのです〜。


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赤谷の分岐。


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14:50、大河原峠に出ました。一人で歩いているとなかなか休憩ってしなくなりますよね。急いでるわけでもないんですが、ついつい先に進んでしまうのです。なのでここで無理やり少し休憩。行動食や水を摂取。


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双子山の稜線はなだらか〜なのに風の通り道なのかすごい風!立っているのがやっとなぐらいで歩くには体を少し前傾姿勢にしないといけません。この時「この風では、これから南の稜線を歩くのは厳しいかもしれない」と少し撤退も視野に入れていました。翌日からの風次第だな、と。


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15:45、双子池ヒュッテに着。記帳してみると自分が本日初。「おっ!これは貸し切り!(嬉しいような…寂しいような)」と期待したのですが17時過ぎに2名くらいソロハイカーがやってきたので最終的に3張り程度でした。


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双子池ヒュッテは2回目。今回も有無をいわさず池の水を汲むことに。いいんだけど…池に浮遊している小さいゴミはOKなん?と気になります(笑)。水質自体はちゃんと調査を依頼して調べてるので問題ないのは間違いないようですし、実際にそのまま飲んでもなんともないんですけどね。


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今回のテントもクフ・タイベック。本当はどうにかしてHexamidで来たかったのですが風が強いという事前情報からするにフルクローズできないHexamidは風に弱いだろうとの判断を下してクフ(もちろんAフレームね)にしました。双子池、オーレン小屋、青年小屋、に泊まる予定で、どれも八ヶ岳らしく"ど稜線"ではないのでたぶん大丈夫だと思うのですが…縦走中の最低気温は-5℃くらい?を想定しており、風でシェルターが飛ばされるというよりも、風が吹き込んで寒いのでは?とビビってクフにしました。今回はだいぶ秋も近いし「虫は少ないだろう」と思ってネットは無し。確かに夏ほど虫はいないですが…ゼロではないわけで。
数匹の羽虫や足の長〜い蜘蛛みたいなやつが入ってきてました。シェルターの天井とかにいるぐらいなら気にならないのですが、寝てる時に首筋とか気配を感じたりすると気になって眠れない!やっぱりネットを持ってこればよかったかな…と少し後悔しました。


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今回、ソロハイクで3泊4日と長いので食事はフリーズドライ中心。1人の時は質素で十分。やっぱりU.L.の美学ってソロで発揮されると思います。2人以上になればご飯もある程度美味いもの食べたいとか、宴会用の酒を持ったりとか、楽しさを共有する要素が出てきますもんね。今回の装備は食料3泊4日分、水1リットルを含めて7.5kgとか、そんな感じ。ネットは持つか?寝袋はいつものでいいか?防寒着はどの程度持つか?などなど、ソロだと全部自分で決められるので、そういう部分は楽しいです。

ご飯を食べたら18時とかには眠くなったので就寝しました。双子池のテン場は樹木にかなり覆われているので風の影響をあまり受けません。明日は天狗岳を超えないといけないので、風が弱くなってくれますように!

by yama-oson | 2013-10-11 20:02 | 山行 (八ヶ岳)
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