立山(3日目)
2013年 09月 23日
1日目:室堂駅 → 雷鳥沢(テント設営) → 一の越 → 雄山 → 大汝山 → 富士ノ折立 → 雷鳥沢
2日目:雷鳥沢(撤収) → 立山室堂山荘 → 浄土山 → ザラ峠 → 五色ヶ原(テント設営)
3日目:五色ヶ原(撤収) → 平ノ小屋 → ロッジくろよん → 黒部ダム駅
思わず見とれてしまうなぁ……というのが良くなかった!景色に目を奪われながら前を歩いていた妻が足をひねってしまったのです。かなり痛そう…。今までも軽くひねったりすることはあったのですが今回のはかなり辛そうです。骨折まではいっていなさそうですが、完全に捻挫かな。妻は普段から自分のエマージェンシーキットを丁寧に補充しており、湿布はもちろん湿布を固定するネットみたいなものを持っていたので素早く自分で応急処置をしていましたが、かなり痛そう。テン場を出て5分くらいだったので小屋で救助を呼んでもらうことも考えましたが顔をしかめながらもなんとか歩けるということでゆっくりと進むことに…。
途中、小枝を使って添え木にするなど、妻は応急処置の仕方を知っていました。僕はどうか?僕は荷物を持つぐらいしかできませんでした。湿布も持っていないし、添え木の必要性も知りませんでした。僕は生まれてこの方捻挫をしたことがないので想像していなかったのですが、妻や同行者が万が一こうなった場合に最低限の知識は持っていないと何もしてあげられないんだなぁ、と反省しました。
エンジン音が近づいてくると思ったら渡し船とはまた別の黒部湖の遊覧船が。こちらの切迫感とは裏腹に解説アナウンスの流れるのんびりとした遊覧船。もしも山中で遭難したとして、そこから見える街の明かりなどはこんな感覚で見るんだろうなぁ、なんて考えたり。頼むからここから拾ってちょうだい!と思わずにいられませんでした。
ともかく、なんとか無事に下りられてよかったです!翌日妻が足を診てもらいに病院に行くと「剥離骨折」と診断されました。実はJMTの初日もよそ見して足をひねり一晩痛そうにしていたのですがすでにその時に軽い剥離骨折だったようです。そして今回ひねったことで完全に剥離骨折になったと、そういうことのようです。剥離骨折って痛いながらなんとか歩けてしまうのがネックだそうで、そのまま捻挫だと思って放っておく人も多いそうな。そんな中、よくも7時間以上歩いて下山したなぁ…と改めてビックリ。皆さんもよそ見歩きには十分にお気をつけください。
立山も五色ヶ原も天気に恵まれたこともあって最高だったのでアクセスが最悪でもまた訪れてみたいな〜と思いました。しかし………雄山神社のご祈祷翌日に剥離骨折って…(笑)。
by yama-oson
| 2013-09-23 20:18
| 山行 (北アルプス)