2013年9月21〜23日、立山に行ってきました。今年は北アルプスに登れていないので(雨で撤退した白馬は除く)、久しぶりの北アルプス。しかも2泊3日なのでしっかり歩けそうです。
何かと用事があって動けなかった8月。9月の連休こそは北アルプスに!ということで、色々と方向性を探っておりました。行ったことはあるけど、涸沢?雲ノ平?燕岳?もう一発白馬という手も…。僕としては綺麗だったところはすでに行ったことがあっても行ってみたいのですが妻的には行ったことがない場所が良いようです。
すると…前から行ってみたかった立山がいいのかなぁ。でも、立山ってアクセスが非常に面倒だった記憶が…。と調べてみるとやはり(笑)。半端無く面倒です。何回乗り換えすんねん。乗り換えの度に行列するわけでしょ?うげ〜…。
でもまぁ、妻も行きたいっていってるし、前々から行きたかったし…どうせいつか行くのならここで行っておこう!ってことで重い腰をあげました(笑)。事前に調べた天気予報では3連休はオールクリア!すべて晴れでっせ!
【登山ルート】
1日目:室堂駅 → 雷鳥沢(テント設営) → 一の越 → 雄山 → 大汝山 → 富士ノ折立 → 雷鳥沢
2日目:雷鳥沢(撤収) → 立山室堂山荘 → 浄土山 → ザラ峠 → 五色ヶ原(テント設営)
3日目:五色ヶ原(撤収) → 平ノ小屋 → ロッジくろよん → 黒部ダム駅
上のルートを見てもらうとわかるかも?しれませんがヘンテコなルート。車でアクセスする場合、問題になってくるのが"車に戻ってこないといけない"ってこと。立山の地図を見ながら「立山も満喫して更に五色ヶ原のキャンプ場へ行けるルートは?」と探してみると、なんとか見つかったのがあのルートです。1日目は雷鳥沢にテントを張って立山を登り、2日目は南下して五色ヶ原でキャンプ。3日目は一気に黒部湖まで下りて駅まで向かうというもの。なかなかいいルートが組めたんじゃないでしょうか?
9月の3連休は1年で一番混む、というイメージがあったので東京を出たのは22:30。2:00には扇沢の駐車場に着きました。かなり早めに出たので「無料駐車場に停められるかな?」と淡い期待をしましたが、到着した段階で無料駐車場はバッチリ埋まっていましたので、扇沢駅に一番近い有料駐車場(1日1,000円)に停めてみました。こちらは余裕あり。
座席を倒してトロリーバスの始発まで仮眠します。おやすみなさい。…しかし、なんだか寒い。暑くてねれないかも?なんていらぬ心配でした。寝袋をザックの底から出せばいいんですけど…面倒くさいので無理やり寝ました。
5:30に起きて準備。6:30の始発に乗れたらいいけど混んでるだろうな〜。
きっぷ売り場をのぞいてみるとバッチリ行列できてました。「はぁ……もうここから行列か…」と嘆いても仕方ないので思考を停止させます(笑)。考えるな。考えないで目の前の行列に並べ、ってなもんですよ。
扇沢 → (トロリーバス) → 黒部ダム → (歩き) → 黒部湖 → (ケーブル) → 黒部平 → (ロープウェイ) → 大観峰 → (再びトロリーバス) → 室堂。民族大移動。6:30の始発に乗って室堂に着いたのが8:30。約2時間の移動でした。長かったけど…これでも簡単にアクセスできるようになったんですよね。よしとしないと。黒部の人も混雑は当然見越しているので増発便とかバンバン出ており、「乗れない?乗れないと次は30分後だよ…」なんて焦ることはなかったです。
ちなみにここで肉まんとか売ってるので、朝飯は持ってこなくていいかも。僕らは律儀に途中でパンを買ってきてたのでそれで腹ごしらえ。細かい情報ですが、大きな分別ゴミ箱もありました。
8:30、外に出ると…快晴フォォーー!!あまりに人が多いので「テント場大丈夫かな?」と心配になりましたが、室堂から色んな方向に歩いていくんでしょうし、きっと大丈夫でしょう。
いい天気すぎて思わずニヤニヤしてしまいますね!
ミクリガ池。
地獄谷方面は「ガスが濃くなっているため」に通行禁止でした。ガスが濃いせいかどうかわかりませんが、確かに硫黄の匂いがすごいです。
あっという間にキャンプ場が見えてきました。すでにだいぶテントが張られているとはいえ、まだまだ余裕はありそうですね。
雷鳥沢キャンプ場。非常にフラットでとっても広いので最高ですね。ペグも一応きいたし石もあるのでなんとでもなります。水はけは不明。
まだまだ選びたい放題だったので僕らはかなり端っこに陣取りました。ここがまた最高!目の間に小川が流れていて、その向こうに立山がドーンです。快適さと景色のバランスでいえば今までのテン場の中でもトップクラス。もう…今日はこのままテントでゴロゴロしようか?なんて思えてきましたが今日は立山に登ることにしていたので中身を出して軽い荷物で出発。
10:30、まずは一の越を目指して歩き出しますが…このあたりの道も良かったなぁ。
一の越山荘。ここでお菓子やCCレモンを購入。11:30という、良い時間なのでパンを食べてお昼ごはんとします。
お腹も膨れたし…雄山を目指しますか。と、ここから先はけっこうな急登。しかも場所柄観光客っぽい人もいてなかなかの渋滞です。ひょいひょいと間を縫って登っていきます。しかし…急だなぁ。
おっ!雄山の頂上に小屋が見えてきた。って…小屋なんかあった?と、後々地図を確認してみましたが山と高原地図には小屋の表記がありません。実際に行ってみるとあれは神社?みたいな感じなのですが地図に書いてあったら助かるのに。ジュースなんかも売ってます。
ここには
雄山神社という神社があります。けっこう並んでいたのですが一人500円でご祈祷してもらえるとのことなのでせっかくなので〜という感じでご祈祷してもらいました。畳6畳くらいの広さの空間にぎゅうぎゅうになって座りました。
頂上からは雷鳥沢キャンプ場もよく見えます。カールみたいな形状になってるんですね。今日は時間に余裕はないのですぐに先へ進みます。
大汝山。混んでるのでスルー(笑)。
その大汝山側にも小さな小屋があるのですが、ここも地図には載っておりません。なんでだろう?記載する建物の基準を満たしてないとか?
富士ノ折立。ここは登るのが怖いのでスルー(笑)。
ガレてはいるもののとっても見晴しのよい稜線を歩きます。
途中、分岐を西に折れてキャンプ場へ向かって標高を下げていきます。
15:00、キャンプ場まで戻ってきました。
ちょっくら休憩。と横になるとテントから立山が見えるんです。いやぁ、いい場所にテントを張ったなぁ!と自画自賛。
ゴロゴロしてたら眠たくなってくるものでして…さっさとご飯を食べて寝ることに。この日はちょっと重い生物を担いできたので鍋にします。妻も一人鍋なので一人鍋×2(笑)。好きなもの入れられるし、僕は好きです。今回『
鍋キューブ 濃厚白湯』を使いましたが美味い!コンソメみたいなものなので軽いし山にオススメですよ。ちなみに僕は鍋の後はラーメンを入れてシメにしました。煮込み料理をするってことで今回の火器はガスストーブでございます。
ご飯を食べたら日が沈んできました。赤く染まる立山を見ていたらちゃんと眠くなってきたので19時くらいには就寝。いやぁ…長い一日でした。