2013年4月29〜30日、ソロで甲武信ヶ岳に登ってきました。Booさんとイトさんが分岐点に置いてくれたはずであろう目印を探す旅(笑)。初日はルートが違ったので通りませんでしたが、2日目の今日が本番です(この山と道ONEのパッキング、綺麗にキマってるなぁ)。
【登山ルート】
1日目:毛木平 → 十文字峠 → 大山 → 武信白岩山 → 三宝山 → 甲武信小屋(設営)
2日目:甲武信小屋(撤収) → 甲武信ヶ岳 → 国師ヶ岳分岐 → 千曲川信濃川水源 → 毛木平
4:40起床。前日は17:30に寝て23:00頃、やっぱり起きました(笑)。でもまぁ、それは計算通り。本を読んで1時間ほどのんびりして再び寝ました。そして4:40まで寝れたのですから、今回の作戦は成功な気がします。
前日の気温、昼間の日向は15℃前後、日陰で7℃前後。日没後は0℃まで下がりました。気温的にはそれほど寒くなかったのですが底冷えがすごかった気がします。エマージェンシーシートの上に山と道U.L.Pad15sだけで寝ましたが夜中に「あーちょっと寒いかな?」と思うことがしばしばでした。下山後、Booさんたちに話を聞くと「むちゃくちゃ冷えて、底冷えもすごかった」とのこと。イトさんにいたっては僕と同じU.L.Pad15sでは寒かったらしくマットを縦に半分に折って擬似的に2枚敷いた状態を作って寝たそうな(超狭いってこと)。さすが、GWあたりの奥深い山はあなどれませんね。僕はラッキーだったかも。
寒かったけど、よく寝れたし月も綺麗だし言うことないですね!モンベルツェルトの彼はすでに出発したらしく、いませんでした。
朝ごはんはクスクスに味噌汁の具をトッピングしてトマトパスタの元を入れたものと、クノールのカップスープです。クスクスはとっても不味かったです。トマトパスタソースはクスクスに馴染まないような気が…しかも味噌汁の具(笑)。まぁ、何事も試してみるしかないですよね〜。二度と作らないです。小屋の前で水を汲んだりしていると、ニコニコおじさんが小屋から出てきました。まだ4日分の食料の詰まった重そうなザック。これから東へ向かうとのこと。「お気をつけて」と声をかけあって分れました。
準備も完了して6:00には出発。今日は千曲川源流コースで下ります。そっち方面には巻き道はないので甲武信ヶ岳に再度登ります。微妙に面倒でしたが、天気もいいし再び絶景が見れて気持ちいいっ!
甲武信ヶ岳を水師方面へ下りて20分も行くと千曲川源流コースへの分岐があります。そこを右(北)に折れて下山モードです。雪はバッチリ残ってます。靴の水が染みてくる現象は勘違いでありませんでした。雪に触れていない間はいいのですが少しでも雪に触れるとアッという間に浸水してきます。間違いなく、装着しているチェーンアイゼンのゴムが接している部分から浸水ポイント。く〜〜冷たい。新しいゴアシューズ買わないと。
千曲川水源地標。
前に来た時は雪がなかったのでその差は歴然。こんなに埋まるんですね。
と、ここで。衝撃的な事に気づきます。
「あっ!!!!Booさんたちの目印…確認し忘れたっ!!!」自分のアホさにビックリ。なんのためにここまで来たのか。ここから戻るか?いや…さすがにそれは無理ろう…あ〜。目印を見つけたかったなぁ、と思っても後の祭り。残ってたのかな。でも確か分岐を曲がる時記録として写真は撮ったはず(なのに忘れていたという…)。今回はフィルムカメラなのでその場では確認できなかったのですがこの記事を書いている段階では写真は現像されて答えは出ています。が、あえてその写真は最後に確認するとしましょう(笑)。
水源地標から先は道も広くてなだらかに。すごく歩きやすいです。
ナメ滝。サクサク歩けて気持ち良い〜。
ナメ滝を超えたあたりから徐々に雨が降ってきました。思い起こしてみると雨の中を歩くのは久しぶり。なので雨もけっこう楽しめました。平日で、しかも雨なので人に会いません。後はなだらかな道を下って温泉に入るだけ…。もう楽しすぎて勝手に笑顔になってきます(笑)。
この花…なんだっけな。下山後に調べた時にはわかったのですが…。
8:30、神社。下山はやっぱりあっという間ですね。ハイペース。
そこそこ雨も降ってますが一枚くらい自分撮り。初めてCONTAX T3でセルフタイマーを使いましたが、フィルムだとやっぱり緊張。
9:00、下山。
下山後は何度か訪れたことのある温泉、
増冨の湯に。お昼ごはんを食べたかったけど時間が早かったので、まだ食堂は開いていませんでした。
で、気になるのは本来の目的であった分岐点に設置された目印。下山後にフィルムを現像に出して仕上がってきた写真を確認すると……。
ドン!少しだけ写ってました(笑)。特にイトさん(110)のは明瞭に写っています。Booさんの目印は残念ながら誰かが踏んでしまったのか、まったく判別できませんね。あ〜これをその場で発見したかった!しかしこの目印遊び、けっこう面白いかも(笑)。