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鷹ノ巣山2(後半)

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2013年5月11〜12日、合計8人という大所帯で雨の鷹ノ巣山に登ってきました。大雨とはいかないまでも小雨ともいえない雨の中歩いて到着した鷹ノ巣山避難小屋。天気予報通り、2日目は晴れるようで気持ち良いハイキングができそうです。



【登山ルート】
1日目:峰谷橋 → 峰谷バス停 → 浅間神社 → 鷹ノ巣山避難小屋(泊)
2日目:避難小屋 → 鷹ノ巣山 → 石尾根 → 奥多摩駅


いつものように話が盛り上がったので眠りについたのは午前0時を回ったころ(笑)。さらにジャキさんから「雨上がりの朝の雲海はすごいよ。見に行こうよ!」と提案があってすごく見に来たかったので日の出前(4時頃)に起床決定。となると睡眠時間は最大で4時間。少ないけどあとは下山するだけだし問題なし。

小屋は暖かく快適であっという間に眠りに落ちましたが、問題は朝方のこと。僕はつむっている目に入ってくる光で軽く目を覚ましました。外ではヘッデンらしき光が揺れて2〜3人の会話も聞こえてきます。誰かがトイレに行ったのかな?と思って、気にせず目をつむっていたのですがなんとなく耳を澄まして聞こえてきた会話は知らない男性の声。ボソボソ。そのうち避難小屋の扉がガラガラと開く音が。そして室内を照らすヘッデン。「え〜こんな時間に何?避難してきた?眩しいっ!」なんて思いながらももう少し寝ていたかったので目はつむったままでした。するとそのグループは小屋に入ってくることもなくどこかへ行ったようでした。数分後、隣の夏目さんがトイレに立った様子。さっきの訪問者は何時に来たんだろう?と思って時計を確認すると3:30頃。起床の時間は近いので起きることにしました。

外を確認したら雨もあがっているようなので4:00起床で鷹ノ巣山に登ることに。あの光はなんだったのか?ヘッデンだとしたらなぜあんな時間に歩いていたのか?などと色んな憶測が飛ぶ事態に(笑)。前の晩、最後の方は少しだけ不思議(霊的)体験の話になったので、その影響がモロに出ています。この話は帰りの電車の中でも続き、ジャキさんは「あれは不思議な体験だ!」と力説していましたが、最終的には「トレランの人がナイトランしてたのでは?」という結論に。

不思議体験派の言い分のポイントは「あんな時間、あんな雨の中わざわざ走る?」というものでしたが、僕的には全然あり得ると思いました。オーバーナイトで走るトレランの大会もあるわけだから、僕がもしもそういう大会に出るのであれば夜の雨の中も是非走っておきたい。大会本番で初体験!なんて嫌じゃない?…と、まぁそれも含めて盛り上がった一晩でした(笑)。


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5時前、鷹ノ巣山頂上で飲むコーヒーの用意だけ持って急登を登ります。もうかなり明るいので日は昇り初めていますね。朝焼けとか雲海が見れればいいかな。


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頂上に着くと素晴らしい雲海!すごく幻想的です。まだ空には雲が沢山あって光の当たり具合がまだらで美しい。


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ジャキさんが持参したコーヒーを飲んでしばし雲海をみつめます。


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刻一刻と雲海の表情が変わるので見ていて飽きないです。山と道ハイカーショーツを穿いた男たちの撮影大会も楽しみました。空を見ていると灰色の雲も徐々に取れていくようで、これはもしかしたら晴れるかも!


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たっぷりと雲海を楽しんでお腹も減ったので小屋に戻ります。7:00、朝食。朝食もこれまた各々の個性が出てて楽しかったです。


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もっとのんびりしたいけど〜という重い腰をあげて霧の中を出発!


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しばらく行くと霧も晴れて太陽が出てきたのでみんなのザック撮影タイム。


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いつもの六ツ石山分岐。すっかり晴れて気持ち良い!ここで休憩にします。するとジャキさんが「みんなで食べよう」と、ザックから裸のオレンジを取り出しました。そしてオピネルでサッサッと切り分けてみんなに配ってくれました。自分の中にしっかりとした美学がある人ってかっこいいなぁ。僕なんて「自分の分は自分で」ってマイペースなスタイルなので大違い(笑)。


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向こうの山にかかる雲。完全に夏のもの。夏が来た。


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ゾロゾロと新緑に覆われた登山道を歩きます。気温も程よくて最高!!よく言われることではありますが、この季節の山登りは本当に気持ちがいいですね。


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11:40、下山。あとは舗装路を奥多摩に向けて歩くだけ。しかし(ジャキさんを中心に)みんなおしゃべりが止まりません。この時は「瑛太は山登りするらしいから友達になってUL界に引きこもうかな!」みたいな話だったと記憶しております(笑)。


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下山後はジャキさんおすすめの人が少ない温泉に入って汗を流しました。汗を流したらご飯でしょ!ということで、個人的には久しぶりの幸楽。うん、やはり奥多摩を歩いた後に食べるご飯として最高!美味いです。僕は天ぷらも肉も定食も好きなのでもう文句なしの下山飯。ご飯を食べたら先に書いたように"夜中3時の訪問者"の話題で盛り上がりながら一路東京を目指したのでした。

各々の奥さんを含めて一緒に登ったのは初めての試みでしたが普段の男だけのハイクとは(食事など)違ってとても面白かったです。各シーズンに1回とかやってもいいかも。

by yama-oson | 2013-05-12 19:46 | 山行 (奥多摩・秩父)

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