屋久島(3日目)
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2013年5月2〜6日、屋久島へ行って宮之浦岳に登ってきました。3日目の今日は縄文杉を経由して白谷雲水峡まで下ります。



【登山ルート】
1日目:尾之間 → 尾之間歩道 → 乃木岳 → 尾之間大杉 → 淀川入口 → 淀川小屋(テント設営)
2日目:淀川小屋(撤収) → 花之江河 → 栗生岳 → 宮之浦岳 → 新高塚小屋(小屋泊)
2日目:新高塚小屋 → 高塚小屋 → 縄文杉 → ウィルソン株 → 楠川分れ → 白谷雲水峡


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最終日の3日目。やっぱり小屋だと眠れないな〜(笑)。3時間ぐらいしか寝れてないかも。近くに知らない人が寝ていると軽い緊張状態が続くというか。「寝返りうったら体が当たって起こしてしまわないかな?」とか、「仕方ないとはいえ夜中にトイレ行ったらみんなを起こしてしまうかな」とか。小屋自体はテントより暖かいしすごく快適なんですけどね。

それでも4:00に起床して朝食を食べて5:00出発を目指します。僕はフリーズドライのナポリタンパスタ。妻はフリーズドライのビーフシチューに持参したパンを浮かべて食べていました。ビーフシチュー、なかなか美味いです。昨日隣で話した青年は淀川口へ向かうといって一足先に出発していきました。


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結局なんだかんだで5:20頃ヘッデンをつけて出発。朝焼けが綺麗。食料は消費しているし水も必要最低限しか持ってないので軽い!軽いって楽でいいな、やっぱり。


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6:00、高塚小屋に到着。もっと混んでいるかと思いましたが意外と空いてそう?もしかしたらもうみんな出発したのかもしれないですが。


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高塚小屋からアッという間に縄文杉!で、でかい…。生きているものでこんなにデカいものが他にあるでしょうか?クジラとか?"パワースポット"なんて言葉を持ち出されると思わず「ハイハイ」と冷めますがこんなに大きな植物を見ると強大な生命力を感じずにはいられませんね。まぁそういうのを感じられる場所をパワースポットと言うのでしょうけど。

午前6時過ぎぐらいではかなり空いてる状態で写真を撮ることができましたが、写真ではその圧倒的な雰囲気はなかなか伝わらないですよね。本当は真正面からも撮りたかったのですが、縄文杉の一部が腐ってるらしくそこが展望デッキのほうへ倒れる可能性があるとのことで展望デッキの半分くらいが立入禁止になっていました。ちょっと残念。


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もともと狭い展望デッキが半分の広さになっているので超狭く、落ち着かないので先に進むことにします。お次は子宝杉。まるでお腹に赤ちゃんがいるかのように杉の木にぽっこりとコブが。女性に人気があってワイワイなっておりました。


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夫婦杉。まるで肩を組んでいるかのように絡まりあっています。


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ウィルソン株。中から覗くとハートの形に見えるという、あれ。ハートとかはどうでもいいのですが、なぜ伐採さているのかというと…コチラ。豊臣秀吉が木材として使うための命令して切らせたそうな。なんか、秀吉が存在した証というか、時代が繋がった感覚がして面白いですね。「ひ〜で〜よ〜し〜!こんな立派な杉、切るなよ〜!」みたいな(笑)。


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妻を待っている間にiPhoneでパノラマ写真を撮ってみました。クリックで拡大します。


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そこから先は長いトロッコ道。縄文杉から白谷雲水峡方面は下りなのでとにかく楽。朝の気持ち良い空気の中をサクサク歩けて楽しい。ただ、このあたりで縄文杉へ向かう人々がすごく増えてきました。すれ違いざまに交わす「ちわ〜」を30回は言った気がします。トロッコ道ですれ違うのは容易ですが、さっきまでいた狭い登山道ですれ違うのはちょっと大変というか、待ったり待ってもらったりで時間がかかりそう。なので時間が許すのであれば縄文杉とかウィルソン株のあたりはなるべく早い時間に到達するのが良さそう。写真ものんびり撮れます。


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仁王杉(阿形)。吽形のほうは倒れてしまっているようです。これも十分に大きい。


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白谷雲水峡への分岐、楠川分れ。


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ここから白谷雲水峡までの道のりは苔が綺麗で美しい森でした。丸太の橋を渡っていると下の方にヤクシカがいたり。


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9:00、辻峠。ここから長めの良い太鼓岩まで往復10分程度。しかし、僕らが乗りたいバスの時間までCTだと丁度くらい。あまり時間がない…。どうしよう?と悩みましたが、せっかくここまで来たのだから登ることに。僕らは荷物が軽いので多少予定より遅くなっても十分に巻くことができますしね。


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素晴らしい展望!登って良かった〜。時間がないので写真を数枚撮って戻ります。


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苔の森と呼ばれるあたり。苔むした感じがとても綺麗でした。今回、山中でまったく雨が降りませんでしたが、ここらへんでは降ってほしかった(笑)。雨に濡れた苔の森って美しいんですよね…なんていうのは贅沢すぎる注文ですよね。白谷雲水峡からこのあたりの森ならばスニーカーでこれちゃいそう。


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七本杉。


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白谷山荘を超えたらあとは川沿いに下りていくだけ。家族連れなどの観光客のほうが目立ってきます。


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10:15下山。狙っていた10:40のバスにバッチリ接続できます。白谷雲水峡の入り口で屋久島環境保全募金をしてバスを待ちます。無人とはいえ小屋もテントスペースもトイレも借りたのでお礼の意味も込めて。


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途中、バスを乗り継いで今宵の宿がある屋久島空港方面を目指します。乗り継ぎのバス停付近からこの写真を撮っていると品の良いおばさまが近づいてきました。「どこから来たんですか?」「東京です」「あら、私も4年前まで渋谷に住んでたのよ」なんて会話に。渋谷に住んでたってすごいなぁ、なんて思いつつ話を聞いてみると娘さんが屋久島でボート屋を開業したのでおばさまも移住してきたとのこと。「住み心地はどうですか?」と聞くと、住み心地はいいが物価が意外と高いとの返事が。島の場合、フェリーで物を運ぶのでどうしても物価が高くなるみたいですね。


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今宵の宿「縄文の宿 まんてん」。日帰り温泉施設に宿泊機能が追加されたような宿でした。僕らが通された部屋は正直狭く、見晴もないので何も面白くなかったですが、お風呂は広いし人は少なめだったのでゆっくりできました。食事は夜も朝もバイキング形式だったのですがけっこう美味しかったです。毛ガニとか刺身なんかも自由に持っていけたりして。食べ物は満足でした。


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荷物を置いてからは自転車をレンタルして近所のお土産屋さんやカフェをのぞいて。10kmくらい遠くまで足をのばしちゃう?なんて最初は言っていましたが実際には車体の重いレンタルサイクルは遅々として進まず、3kmくらいしか行けず。っていうか、僕らは今朝下山したばっかなんだけど(笑)。


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宿から最も近い海岸(田代海岸)に海を見に行ったり。屋久島は海も近いのがいいですね。いい時間になったので宿に戻って飯食ったり風呂入ったり靴を洗濯したりして就寝。


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翌朝は来た時のようにトッピーで鹿児島に戻りまして、飛行機まで微妙に時間があるのでトッピーからずっと見えてた桜島に行こう!ということに(どんだけ山好き…)。港でフェリーに乗り換えて桜島へ渡って小一時間観光してきました。


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天文館から乗る空港行きのバスの時間まで白熊で有名な天文館むじゃきへ。かき氷嫌いの僕は久しぶりにかき氷を食べました。たまに食べると美味い〜!と、大満足で東京に戻ったのでした。

屋久島、良かったです!なんでしょう〜コンパクト感がいいのかな?山の感じだけで言えば他にも楽しい山は日本中、世界中にありますが下山後の温泉とかそこから望む海とか、意外とこじゃれたカフェとか、気さくな島の人々とか、ちょっとした南国っぽさとか、そういうのがトータルで楽しい島なんだと思います。

by yama-oson | 2013-05-05 20:11 | 山行 (その他)
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