人気ブログランキング | 話題のタグを見る

屋久島(1日目)

屋久島(1日目)_a0207672_22581850.jpg
2013年5月2〜6日、屋久島へ行ってきました。屋久島滞在5日中、登山をしたのは2泊3日。初日は飛行機やトッピーを乗り継いで尾之間まで移動して買い出しで終了。その翌日の朝からがいよいよ本格的山歩きの始まりです。



【登山ルート】
1日目:尾之間 → 尾之間歩道 → 乃木岳 → 尾之間大杉 → 淀川入口 → 淀川小屋(テント設営)
2日目:淀川小屋(撤収) → 花之江河 → 栗生岳 → 宮之浦岳 → 新高塚小屋(小屋泊)
2日目:新高塚小屋 → 高塚小屋 → 縄文杉 → ウィルソン株 → 楠川分れ → 白谷雲水峡


屋久島(1日目)_a0207672_22582859.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_22583774.jpg
朝5時起床。さすが南のほうに位置する島。夜中でも18℃くらいあり暑かったので、寝袋は掛け布団のようにして眠りました。天気予報通りかなりの快晴!まさに登山日和。昨夜買い出ししておいた野菜ジュースとパンで朝食。


屋久島(1日目)_a0207672_22584668.jpg
キャンプ場の方に挨拶をして6時過ぎに出発!尾之間から淀川小屋まではCTで8時間。休憩を含めたら9時間くらいでしょうか。尾之間の登山口を6:30から登り出したとして淀川小屋に着くのは15:30。もうちょっと早めに行動したかったけど、まぁ仕方ないですね。


屋久島(1日目)_a0207672_22585798.jpg
予定通り尾之間温泉(脇が登山口になっている)に6:30到着。いよいよですよ〜。この登山口から蛇之口滝への分岐までは蛇の口ハイキングコースと言うようです。僕たちはとにかくヒルを恐れていたのでヒル下がりのジョニーを足元にたっぷりと噴射。あとは野となれ山となれ!かかってこいや!の気分で入山。


屋久島(1日目)_a0207672_2259921.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_22592684.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_22593726.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_22594774.jpg
蛇の口ハイキングコースはジャングルのような雰囲気。木の根や石の上を歩かねばならず雨の日の登山だったらなんともいやらしい道ですが、晴天続きで乾いていたからか滑ることなく普通に歩けました。


屋久島(1日目)_a0207672_22595966.jpg
蛇之口滝への分岐に東屋がありました。小休止。


屋久島(1日目)_a0207672_230115.jpg
そして「ここから先のほうが人の出入りが少なくてヒルの危険が高い」と判断し、ヒル下がりのジョニーを最初よりもさらに入念に噴射。先に結果を言いますとヒルの被害には1度も遭いませんでした。これはどちらかというと季節的な要因が大きいような気がします。この日、このあたりの気温は樹林帯でもあるので13℃前後。ヒルが出るにはまだ涼しいのではないでしょうか?まぁ、なんにせよヒルに会わなかったのは本当に嬉しかったです。

あと!マウンテンマゾヒスト。前回、甲武信ヶ岳に登った時に残雪の中を歩いてる途中から徐々に浸水してきて靴下がジットリと濡れるという目に遭ったので、今回は汚れを落として(僕は普段から下山後は汚れを落としてメンテナンスしていますが)撥水スプレーを施したにも関わらず水たまりに足が1〜2秒落ちただけでアッという間に浸水してきました…。そんなぁ〜。もうゴアテックスが駄目になったのでしょうか?というか、ゴアテックスが駄目になる、という概念はあるんでしょうか。マウンテンマゾヒストはかなり気に入っているシューズなので本当に残念。

下山後の話ですが、宿泊した宿に靴をまるごと洗える洗濯機があったのでやってみました。その後は靴専用の乾燥機で乾燥し、まるで新品のような輝きが戻りました。登山中は「下山したら絶対に買い換えてやるっ!」とムカムカしていましたがもう一度チャンスをやろうと思います(何目線だ)。これでも浸水してきたらアウトドライのマウンテンマゾヒストにでもしてみようかな。


屋久島(1日目)_a0207672_2302152.jpg
8:20、休憩を終えて尾之間歩道へ入っていきます。


屋久島(1日目)_a0207672_2303478.jpg
今回履いてきたハーフパンツ、実は山と道の夏目さんからサンプルとしてお借りしたもの。5ポケットハーフパンツです。iPhone(スマートフォン)用ポケットは病み付きになります。屋久島を歩きまわってみてかなり使いやすかったので、このレビューは改めて書きたいと思います。夏頃発売予定とのことです。


屋久島(1日目)_a0207672_2311389.jpg
それまでずっと濃い緑に覆われた樹林帯だったのですが、途中空が開ける場所がありました。が、上のほうは濃いガスに覆われてることがわかっただけでした。


屋久島(1日目)_a0207672_2312755.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_2314215.jpg
尾之間歩道、植物の力が凄まじいようでモリモリと生い茂っております。なので登山道は狭い場所が多くてサクサクとは歩けません。「こいが本当の森ちゅうもんごわすっ!」という森の声が聞こえてきそう。


屋久島(1日目)_a0207672_21212691.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_232428.jpg
11:50、いい時間になってきたので広い場所にザックを下ろしてお昼ごはん。妻が食べたい!と言っていたお弁当を食べました。久しぶりに山で"THE お弁当"というお昼を食べたのですが、いいですね!しかし、何度地図と睨めっこしても微妙にCTより遅い…。普段であればCTより少し早めに歩けるぐらいなのですが。


屋久島(1日目)_a0207672_2321522.jpg
お昼も食べて出発!CTで20分も歩けば鯛之川出合のはずでしたが…50分もかかりました。なかなか予定通りに進まないのと、少し体調が優れないので妻に疲れの色が見えてきました。写真の鯛之川の渡渉は意外と大変で、増水してる時だとなかなか難儀しそうです。


屋久島(1日目)_a0207672_2322732.jpg
これぐらいの太さの杉なら屋久島にはゴロゴロあります。


屋久島(1日目)_a0207672_2325330.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_2324291.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_2332222.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_233679.jpg
14時頃、やっと乃木尾根の稜線に出ました。(ガスってるけど)空だ〜!また周囲の植生が変わった気がします。


屋久島(1日目)_a0207672_204329.jpg
屋久島(1日目)_a0207672_2333429.jpg
15:30、尾之間大杉。すごい!大杉というだけあって迫力があります。縄文杉は触れませんがこちらの大杉は触ることができます。しかし…この時点で想定していた山小屋到着時間になってしまいました。僕は元気なのですが妻に疲れの色が見えるのが気がかりです。「これはビバークか?」とけっこう本気でフラットな場所を探しながら歩いていましたが、妻も「まだ行ける」とのことなので頑張ってもらいます。


屋久島(1日目)_a0207672_2334631.jpg
尾之間大杉から、アッという間に淀川登山口。今から小屋を目指して登る予定の元気いっぱいの若い登山者を横目にヘロヘロの僕らはソソソっとすり抜けるように先を急ぎました(笑)。


屋久島(1日目)_a0207672_234080.jpg
16:30!淀川小屋に到着。想定していた到着時間より1時間遅くなりました。やはり山と高原地図の尾之間〜淀川口の区間のCTはかなり厳しいという結論に至りました。小屋はすでに満員。小屋周りのテントが張れそうなスペースはそこそこ空いていました。GWなのでまったく張れる場所がないかと思いきや、意外とゆとりがあったのでした。やはり縄文杉あたりの高塚小屋などは激混みでもちょっとマイナーなルートになると急に人が減るようで、実際に淀川口まで一人ともすれ違いませんでした。


屋久島(1日目)_a0207672_2341361.jpg
ちょっと斜めってる場所ですが16時半に到着してこの場所なら文句はないでしょう。


屋久島(1日目)_a0207672_2342652.jpg
すでに良い時間なので夜ご飯にします。今日の僕の夕食はいつものアルファ米とカレー。妻はお米を炊いてカレーにしていました。沸点が低いからなのか、ちょっとご飯は固めに炊きあがりましたが美味しかったです。

ご飯を食べたら19時頃就寝。やはり山の中だけあって気温は徐々に下がっていき夜中にはシェルター内の気温が5℃くらいでした。僕は最初は余裕でハーフパンツにタイツで寝ていましたが、寒くて時々目を覚ましたので途中でダウンパンツを履きました。僕でもそんななので、寒がりの妻は足が寒くてよく眠れなかったとのことでした。

いやぁ、休憩を含めたら10時間ほど行動していたことになります。なかなか大変でしたが明日はいよいよメインの宮之浦岳です。

by yama-oson | 2013-05-03 19:57 | 山行 (その他)

Jun Oson's Blog. Camping, Hiking, Traveling, etc.


by Jun Oson