鷹ノ巣山(前半)
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2013年4月8〜9日、平日登山のメンバーで鷹ノ巣山に登ってきました。登ったルートは奥多摩の三大急登と言われいる稲村岩尾根。さすが、急登BEST3に入っている尾根だけあってなかなかやってくれました…。



4月8〜9日といえば完全に平日。こんなド平日に山に登れるのもフリーランスならではの利点なのですが、当初はもう一日前から登る予定だったものの、土日が爆弾低気圧とかいう恐ろしいものが関東を覆っていたので一日ずらしたのでした。かなり暖かくなってきたこの季節、奥多摩に登りたおそうとばかりに目的地は鷹ノ巣山に設定。以前、僕は避難小屋でテント泊したもののなんとなく山頂はスルーしていたので楽しみです。

しかし今回、一日ずれたことによって他の2名は日帰りとし、僕は行けるところまで行ってみるという途中で別れるプランになりました。となるといつもの南側から登ったのでは日帰り組がなかなか厳しい。地図を眺めていると稲村岩尾根というのがあり、CTが短いので日帰りできそう!「これはいい!ここにしよう」と決めたものの、実は奥多摩の三大急登なんてことはこの時点で知る由もなかったのでした…。短い時間で同じ高さ登るってことは…と、なんとなく気づいてはいたんですけど(笑)。

【登山ルート】
1日目:中日原 → 稲村岩尾根 → 鷹ノ巣山 → 2人と別れる → (ビバーク)
2日目:(出発) → 将門馬場 → 六ツ石山分岐 → 稲荷神社 → 奥多摩駅


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今回は気分的に公共交通機関で奥多摩駅に集合。Y君の電車乗り損ねにより予定のバスに乗れなくなることが確定したので(そもそも集合時間が遅めだったので午後まで次のバスが無い)、電車の中で「タクシーに乗るといくらかかるんだろう?」などと調べていると「奥多摩はタクシー会社が撤退したので1万円近くする貸切タクシーしかない」などという情報が出てきたりして焦りましたが、無事駅前に1台だけ停まっていたタクシーに乗り込むことができたのでした。

その女性運転手さんが言うには「タクシーが無くなったら山に住むお年寄りが困るので」という理由で、あまり儲けの少ない地域ながら一人でお客を運んでいるそう。なんとも凛とした女性で頼もしかったです。


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11時過ぎに中日原に到着。けっこう遅めではありますがいい天気!いい天気だと細かいことはどうでもよくなりますね(笑)。


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中日原の登山口からしばらくはなんてことない道ですが、30分も行くといい感じの登山道に。今のところ急登らしい雰囲気はございません。


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と、思ったらたいしたことないのは最初の30分くらいですぐに急登に。久しぶりの登山なので休憩をこまめに取りながら登ります。昼までに頂上が踏めないことは確定していたので途中、少し開けた場所で昼ごはん。この日は天気がよくて樹林帯でもとても気持ちが良かったです。


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あとはひたすら、本当にひたすら登るのみ(笑)。手を使って登るような場所はないものの「お〜これはなかなか急だね」というレベルの急登がずっと続く感じです。写真の場所はたいしたことないように思えますが、そこそこ急です。2時間以上続く急登にY君は若干ウンザリしているように見えます。特に代わり映えもないので写真もあまり撮っておりません。


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おっ!稲村岩尾根の地図上で少ない目印の1つ、ヒルメシクイノタワ。絶好の昼飯食べるポイント、ってことでしょうか。これが見えたらほとんど頂上なわけだし、もうちょっと手前に作ってほしかったなぁ。


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前を行くN君が「お〜い!頂上はすごいよ!」と大声を出して僕らを呼びます。前を見るとすごい!(笑)。頂上の標識の向こうが青空。すごい抜け感。それまでずっと坂道だったので、ウホホホ!とテンションが上がります。


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ドーン!尾根を登り切ると180度バッチリ開けた山頂に出ました。そして目の前には富士山。涼しい北斜面を登ってきた僕らにとって太陽の光が染み込んだ暖かい山頂の空気。思わず急騰の疲れも吹っ飛び、自然とニヤけてしまうほど。いつも思うけど、富士山って写真に撮ってもあの存在感は全然再現できないですね。


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数分間、ザックも降ろさずに山頂の気持ちよさを味わいました。あ、そうだ。一応標識も撮影しておこう。いやぁ、最高。確かにキツい尾根だったけど晴れた日ならこれの為に僕はまた登れる。しかし、Y君は「もうこの尾根は登りたくないな…」と苦笑いしてました(笑)。


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仕事がある二人はこのまま下山しなくてはなりません。かなり名残惜しそうですが下山ルートを再検証。けっこういい時間になってしまったので、なるべく最短ルートで下りないとバスに間に合わないかもしれないのです。奥多摩湖のほうに降りる案も検討しましたが、結局来た道を戻るのが最短という結論に。Y君は「あの道を戻るのか〜」と天を仰いでおりました(笑)。


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そうと決まれば早く下りないと!山頂に残った僕は二人を見送ります。急に静かになってちょっと寂しい…(笑)。最初から一人で登るのは平気なんですけど途中で友達と別れるというのはなんとも落差がありますね。


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その後も暖かい山頂でのんびりしていたらかなり時間が経ってしまいましたが僕は前からやってみたかった石尾根を奥多摩駅まで下ることに。山頂を下りだしてすぐに鹿の大群が。鹿ってけっこう大きいですよね。1頭でも存在感あるのに10頭以上いたのでちょっとビビリました。しかも警戒しているのでみんな顔をこっちに向けてるんです。


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そんなに行かないうちにタイムオーバー。ビバークすることにします。


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Y君とN君は無事にバスに乗れたかな?そんなことを思ってiPhoneを見てみるとなんと電波が通じるのでした。電波が通じればコンタクトを取りたくなるもので…。「下調べしていたバスより遅いのがあって乗れた」とのこと。良かった良かった。と沈みゆく夕陽を眺めたのでした。

by yama-oson | 2013-04-08 20:02 | 山行 (奥多摩・秩父)
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