2012年12月24〜25日、安達太良山にスノーシューハイクに行ってきました。初日は登山口からくろがね小屋まで3時間ののんびりハイク。2日目はくろがね小屋から稜線に出て安達太良山山頂を目指します。
【登山ルート】
1日目:スキー場駐車場 → 勢至平 → 分岐 → くろがね小屋(小屋泊)
2日目:くろがね小屋 → 峰の辻 → 頂上付近 → 峰の辻 → 分岐 → 勢至平 → スキー場駐車場
5:00、起床。というかもっと前に起きていました。やはりガラガラの山小屋でもなかなか熟睡はできず、なんとなく寝たり覚めたりでした。小屋の中はそこそこ暖かいですが、小屋の外は夜中-8℃まで下がったそうです。それでも-8℃かぁ。意外と寒くなくて拍子抜け。
6:30、朝食。遅めですよね。冬だからでしょうか?"THE 朝ごはん"という感じが嬉しいです!奥のほう、わかりづらいですが牛しぐれ煮。温泉卵を投入していただきました。美味かった!朝食の時間中、小屋の方から天気の説明がありました。午後から天気が崩れてまた雪になるとのこと。午前中はなんとか安定してそうです。妻と相談してとりあえず稜線まで行ってみることに。朝食を食べたらのんびりと準備をします。
7:30、準備も完了して出発!今日はインナー手袋を変えてみました。前日はフリースの手袋が濡れてけっこう冷たかったので、
シールスキン防水グローブ。実はこれ「雪山に最適じゃない!」と思って妻の真似をして購入したのですが、そのことをFacebookでつぶやくと
Hariyama Prodactionsさんから「僕もそう思ったんですが表面に雪がついて大変です」というコメントをいただきました。ガックリーとなったわけですが、それならそうと自分でも体験してみたかったのであえて今回はインナー手袋に採用してみたのです。
結論から言いますと、最悪です(笑)。これの上にゴアのTUFF BAGを装着してたので、雪の付着の件は試せなかったのですが防水仕様だけあって手袋の中が汗でムレムレ状態。例によってTUFF BAGを頻繁に外す僕は、外す度に中の汗が冷やされて非常に寒いです。フリース手袋は2〜3時間かけて雪によって濡れていきましたが、この防水手袋はものの30分ほどで手袋の中が冷えてきました。う〜ん、残念。この手袋は秋とか春の雨対策ぐらい?でしょうか。そして、そろそろ
フラッドラッシュパワーメッシュインナーグローブ必要かなぁ。
昨日は見えなかった青空が見えています。嬉しい!もう日は登っているはずですが、山小屋は谷にあるので日が当たるまで時間がかかります。
雪は夜中も振り続いていたのでサラッサラのパウダースノー。けっこう埋まります。昨日はなんだかんだと先行者がいたりしてトレースがありましたが、今日は先行者無し。ラッセルは大変ですが、新雪の気持ちよさが勝っておりガシガシ歩きます。山と高原地図、FieldAccess、肉眼で見える地形を元に安達太良山を目指します。
途中日が当たるようになってきました。雪山は夏の山とまた違った幻想的な雰囲気がありますね…。
8:30、峰の辻。このあたりにくると徐々に風が強くなってきました。
それでもやっぱり新雪の中をスノーシューで歩くのは本当に気持ち良いです。
稜線まで出てきました。目の前30m先に安達太良山山頂。しかし…風が半端無く強い!この超強風の中を10分ほど歩けば山頂ですが、予定ルートはさらにその先までしばらく稜線を歩いていかねばなりません。強風の中、二言三言妻と大声で相談しますが…あまり悩みませんでした。山頂を目前に1時間以上かかって登ってきた道を戻ることにしました。僕らは初心者。こんな強風の中、稜線を歩いていくなんて危険すぎます。来た道を10分も戻ると風は嘘のように収まりました。…冬の稜線、恐ろしや。もう後はまた楽しいスノーシューハイクの再開です。バフバフと下山していきます。
こんな風に遊ぶ余裕も出てきたり。やはり引き返して正解、正解。
30分ほど下ってきたポイントから安達太良山方面を振り返ると…真っ白。あの青空はどこへ?あの白さ、かなりの風が想像できます。引き返して正解、正解。
11:50、スノーシューハイクを存分に楽しんで下山しました。
下山後はまず温泉を目指します。安達太良山の麓には岳温泉という温泉街が広がっており適当に行けば何かあるだろう、と思ったのですが平日なのでやっていない温泉が多く、身近で営業していた
ヘルシーパルあだたらに寄っていくことにしました。この温泉もバキバキの硫黄臭温泉で着替えた衣類すべてが硫黄の匂いに染まりました(笑)。でも気持よかったです〜。
温泉を出たらすでに14時近く。腹ペコの我々は食事ができるところを探すことに。すると岳温泉から5分ほど行ったところにお食事処が!
お食事処梅若。意外とメニューは少なく、基本的にソバとお寿司のセットでしたが価格はリーズナブルながらも美味しく、お店の方がコーヒーなどをサービスしてくれたりして大満足で店を後にしたのでした。
あぁ、スノーシューハイク、かなり楽しくて病み付きになりそうです。また近いうちに行きたいと思います。