双六岳(1日目)
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2012年9月15〜16日、秋が始まりかけた双六岳に行ってきました。
JMTから戻って約2週間。少し間があいてしまいましたが久しぶりの山です。



これを書いているのが11月…だいぶ間が空いてしまったのは
本業のイラストレーターの仕事が慌ただしかったためでした。

双六岳に行ったのは9月の3連休。そう、あの魔の3連休です。
この連休中はどこに行ってもとにかく混雑します。
山の中の狭いテン場ともなるとその混雑ぶりはカオスです。
しかし…わかっていながらも行きたい!山に行きたい。
ということで、前回雨によって途中敗退した双六岳リベンジを決めたのでした。

【登山ルート】
1日目:新穂高温泉 → わさび平小屋 → 鏡平山荘 → 弓折岳分岐 → お花畑 → 双六小屋(設営)
2日目:双六小屋 → 双六岳 → 双六小屋(テント撤収) → 往路を戻る → 新穂高温泉


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新穂高温泉の駐車場、いつもかなり混雑していることから
夜中に出て駐車場に入り仮眠を取る作戦を選びました。
東京を夜中0時頃に出て新穂高温泉に着いたのは4時頃。
無料の駐車場もあるのですが案の定すでに満車…そりゃそうだ。
仕方なく奥に進んで有料駐車場を目指します。

なんとかここも停められたものの、残り5〜6台といったところでした。
この駐車場、けっこう高いんですよね…1日1,000円の駐車場が安く思えます。
僕らは最終的に30時間以上停めていたので3,000円かかりました。高い。


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4時〜6時くらいまで少しだけ仮眠をして起床。
駐車場はもちろん満車で路肩には路上駐車の列が。路上駐車は無料。
「ここまで来て満車は確かに困るよな…」と思いつつも、なんだか釈然としない気持ち。

そんな気持ちも晴れ渡った青空を見てすっかり解消されました。
いやぁ、晴れてよかった!!6:20、準備をして出発です。


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わさび平小屋手前の道。今年の夏だけで3度目(笑)。
でも今回は前回と違って晴れているから気持ちいい!


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7:40、わさび平小屋に到着。ここでは少しだけ休憩して先へ進みます。
今日の想定行動時間は約8時間。なかなかあるのです。


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わさび平小屋をすぎ、川を超えると徐々に本格的な登りになってきます。
逆を言えば、ここまではかなり緩やかな登りで散歩みたいなものです。
晴天のおかげで想像していたよりもはるかに暑い!ヒーヒー言いながら登ります。

今回もザックはHMGの3400 Windrider Pack。
12kg程度入れていたJMTではなかなかハードな背負い心地で大変でしたが
今回は8kg程度の荷物。とっても軽〜くて、まったく問題ありませんでした。


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川。皆さん休憩していて混雑しているので軽く休憩してすぐに出発。


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10:00、シシウドヶ原。


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お〜逆さ槍!?…しかし、厚めの雲が槍ヶ岳にかぶっています。
でもこの池のあたりはちょっとした広場になっていて気持ち良いです。
天気が崩れてきそうな予感〜。


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10:50、池からすぐ鏡平山荘。お腹も空いたのでここで昼食。


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カレーを注文。ゴロッとジャガイモも入ってボリューム満点!美味しかったです。


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双六岳方面をみやると…う〜む…なかなかの雲が出てきました。


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11:40、天気予報では夜までは持つはず!昼ご飯も食べたので出発です。


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途中、おばさま二人が「まぁ美味しい!これ、美味しいわよ!」と騒いでいます。
どうやら登山道脇になっている野いちごを食べて喜んでいる様子。
それに釣られて他の登山者も「どれどれ?あ、本当だ」と楽しそう。
しかし、僕はあまり興味が無かった(?)のでそそっと先を急ぐことに。
とはいえ…なんか美味しそうだったな〜…ね?と妻のほうを向いたら、写真の状態でした。


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とうとう稜線に出ました。


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お花畑といわれる不思議な空間。黄泉の国みたい。
その印象はガスのせいか。そう、ガスが濃くなってきたのです。
スペクタクルスモックを着込んで先へ進みます。広くて歩きやすい〜。

今回はJMTから得た「レインウェアとウィンドジャケットを持つのは無駄」という教訓
を活かして、スペクタクルスモックしか持ってきませんでした。
でも…やっぱりeVentって着心地は良いものじゃないですね。
(着心地まで言い出したら…キリがないですね(笑)。次はアクティブシェルか?)


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お?おお〜〜!あれは双六小屋のテン場ですね。
ガスと相まってなんとも秘境感が強いですよ。


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魔の3連休だったのでテン場の混雑具合を非常に危惧しておりましたが
こうしてみるとそれほどでもないようです。良かった〜。


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13:20、テン場に到着。CTで8時間の予定でしたが昼休憩込で7時間で到着。
思ったより早く歩けた?それともCTが緩い地図だった?
テン場の埋まり具合は6〜7割り程度で好きな場所を選べました。


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テントを設営したら受付へ。綺麗な小屋でした。


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小屋の目の前には鷲羽岳がドーン!素晴らしい景色!


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すると間もなくポツポツと雨が……。サクッとテントへ戻ります。
風もちょっと強めだったのでこの方法を試したかったのですが、
そういえば余分なガイライン持ってない…なんか工夫してみよ。
ということで考えてみたのがこれ。前室のジッパーに沿ってトレポを設置。
先端はハバハバの横軸ポールを下から支えるように長さを調節。
booさんの方法より強度は下がりますが、ある程度の風には有効な気がしました。

雨は15:00頃からパラパラと降り続けたのでテントの中で読書。
あぁ…なんという至福の時。iPhoneも繋がらないので気になりません。
のんびりと寝袋を布団のようにかけての読書…。

16時を過ぎた頃でしょうか?僕らのテント付近に雨の中カップルが到着したようです。
しかし、そのカップルの雰囲気はなんだからトゲトゲしく、喧嘩をしているっぽい。
女「だからあの時言ったじゃん!なんで調べなかったの!?」
男「だから!あの時はまだわからなかったんだよ!早くテント立てるぞ!」
と、大喧嘩。そして薄々テントの壁ではその会話は丸聞こえ(笑)。
いやぁ…この喧嘩から学べることは「喧嘩の音量は気をつけよう」ってこと。


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そろそろ良い時間になったので夜ご飯です。
写りは悪いですが(笑)これはJMTでずっと守り、担ぎ通してきたレトルト牛丼です。
賞味期限もありますし、このタイミングで食べることに。
が!美味くない!なんということでしょう…こんなものをずっと大事に担いできたのか。
と悔やんでも仕方ないです。しっかりと平らげて19時頃には寝袋に潜り込みました。


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by yama-oson | 2012-09-15 19:57 | 山行 (北アルプス) | Comments(9)
Commented by boo at 2012-11-09 14:43 x
おお!!軽量かつスタイリッシュな補強方法ですね〜。
写真をみた瞬間「アスペン・ゴールドのカフラを買ったんだ〜!!」
と勘違いしましたw
Commented by s sof at 2012-11-09 23:47 x
oson-san

こんにちは。
初めまして、s sofといいます。

山登りをしっかりと初めて2年くらい立つのですが
osonさんの楽しいブログをよく拝見させて頂いていました。

双六岳、来年行こうと思ていましたのでとても参考になりました。また遊びに来させて頂きます。
Commented by yama-oson at 2012-11-11 21:40 x
>booさん
僕も最初は「これ、booさんのより簡単なんじゃ!?」
と嬉しくなったのですが、ハバハバの壁面がぐわんぐわん
顔に近づいてくるぐらいの強風の場合、ちと強度が心配でした。
しなりを抑えられる程度で。しっかり補強するならboo式がベストです。
アスペンゴールドいってたら、お金が余ってるんだな〜って思ってください(笑)。


>s sofさま
コメントありがとうございます!
読んでくださっててもコメントってなかなかしづらいですよね。
嬉しいです〜。

双六岳の件も少しでも参考になれば、と思います。
双六岳だけをピンポイントで目指すってなかなか贅沢な話ですが、
テン場も広いし、小屋も大きくて楽しいです。是非行ってみてください〜。
Commented by arata at 2012-11-12 10:47 x
カップルの喧嘩…山だと人間の素が出やすいのかな。
あと奥さまの野苺への気合いが伝わってきてすごいね。
本気で笑ってしまいました。笑
Commented by yama-oson at 2012-11-12 11:16
>arataさん
ですね(笑)。山は体力を使うので疲れてくると人間の本性が出ますね〜。
人の振り見て我が振り直せ、と言い聞かせています。
奥さん、あれだけやってもちょうどよい野いちごは見つからず、
妥協して食べたブルーベリーは美味しくなさそうでした(笑)。
Commented by Yくん at 2012-11-25 19:45 x
牛丼マズいに吹いた 笑
Commented by yama-oson at 2012-11-26 12:06 x
信じられるかい?これが僕があんなに大切に背負ってきたものだったなんて…。そこそこの値段したんだけどなぁ。吉野家の牛丼とか持っていこうかな。
Commented by はるく at 2013-08-20 18:07 x
 広島市に住む、「はるく」こと、和田治邦です。
双六岳のことが書かれていたので読ませて頂きました。
私は1988年の夏に、29歳で新婚旅行で北アルプスを歩き、
双六岳からの槍が岳をバックの記念写真を大切に自宅の玄関に
飾っておりましたが、それからまったく北アルプスに行くことも
無かったのですが、結婚25周年のこの夏に、同じ場所にいくぞ!
と、「双六プロジェクト」と題して、8月1日~3日で妻と友人
の3人で行ってきました。結婚後、15キロ太った体にはきつか
ったですが、3日の朝に、同じ場所で写真が撮れました。
感動しました。よかったら、25年前の写真と8月3日の写真をご覧ください。
Commented by yama-oson at 2013-08-21 00:54 x
はるく様
25年前と今の双六岳を拝見しました!
変わってないですね〜!
長い年月経っているのではるくさんは変わられたようですが
双六岳はまったく変わっていなくて、その対比が面白いです。
そう思うと、今の時代これだけ変わらないもの(場所)というのも
珍しいかもしれないですね。
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