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JMT (まとめ)

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無事に3泊4日を歩き通すことができたJMT。まとめ、というほどではないですが、感想で終わりたいと思います。おまけとしてJMT翌日のサンフランシスコ観光の様子もどうぞ。



JMT(John Muir Trail)を歩いてみて率直な感想は「遠かった〜」です。登山口までがあまりに遠くて、そこまでにいろいろとありすぎておもわずJMT本番よりもそれに付随する事柄のほうがインパクト強いような(笑)。

なんてことをいうとそれで「終了になってしまいますね!向こうでの"山"は、やはり日本のそれとは明らかに違う感覚でした。本文中でも書きましたが、日本で山歩きをすると「山を歩くぞ!」って感じですが、JMTだと「大地を歩くぞ!」という感じがします。本当の意味での登山(アルパインスタイル)は少なくともアメリカではまったく別の楽しみとして分けられている印象です。その分、日本の北アルプスなどで体験できる稜線歩きのダイナミック感は少ないですね。これに関しては「どっちも好き」ということで(笑)。

あと、妻は「山小屋に立ち寄る楽しみがないのが寂しい」とも言っていました。JMTはなるべく人工物を置かないというスタイルなのでトゥオルミーメドウやレッズメドウなど、主要な場所にしか売店などはありません。確かにね〜山小屋でコーラを買う楽しみってけっこうあるような。

また、JMTでは20人以上とはすれ違いましたが(同じ北上コースは一人も見なかった)、8割ぐらいの確率で若い人でした。日本とは真逆の割合ですね。何が違うんでしょ?ホットパンツにTシャツ、髪を無造作に束ねただけのアメリカ人女性と何人もすれ違いました。自然な感じでハイキングを楽しんでいる様子でした。

日本の登山道とJMTの違いを挙げだせばきりがないのでここで止めますが、とにかくJMTも最高でした。ハードな斜面を登ったりしない分、心から自然を楽しめるといった感じでしょうか。贅沢を言えば、今回歩いた60kmでもあと2泊くらいは追加して気になる場所ではゆっくりと止まってのんびりするスタイルで歩いてみたいです。もしくは、逆にもっと荷物を軽くしてより遠くまで歩いてみたいです。このJMTの記事で「3泊4日で歩いても楽しいよ!」というのが伝われば嬉しいです。

次行くとしたら…レッズメドウから先?ヨセミテからトゥオルミー?いや、それよりもニュージーランドとか?と夢は広がりますがコスト的に何度も行けるものじゃないので、他の国にも行ってみたいかな〜。

ということで、なんとか1日ひねり出すことができたサンフランシスコ観光。その一日の様子です。…山と全然関係ないけど!


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前日は夜中の3時くらいに就寝して寝不足ぎみながら、最終日のサンフランシスコ観光も手を抜けません。まず朝食としてやってきたのはホテルから歩いて5分ほどのfarm:table。このお店はN君の知り合いのアメリカの方が教えてくれたお店です。


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いやぁ〜お店の雰囲気もいいし、店員さん(リブ・タイラー風)も綺麗だし、朝食もコーヒーも美味しくて最高!出だしから好調です。このお店、毎日のメニューをツイッターで告知しているそうです(オシャレ)。


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お腹を満たした後はブランドの路面店などが立ち並ぶ区域をブラブラし、SF MOMAを目指しました。美術館には入らず、併設されているショップでお買い物。


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その後はN君、Y君の希望でGeneral Storeへ。洒落てたなぁ。


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お昼近くになったということでGeneral Store付近でお店を探しますが、すごく良いセンスで死ぬほど行列ができているオシャレ中華屋しかなく、それほどお腹も空いてないということでGeneral Store隣のTrouble Coffee(なんという名前だ!)へ。食べるものはトーストしかなかったのですが、これが激ウマでした。バターと砂糖とシナモンとハチミツ?のバランスが最高。しかし、連日の胃の披露からか、僕はこれを1つ食べるのがやっとな始末…。


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またもやバスに乗って中心部へ戻ってきました。サンフランシスコの象徴みたいなピラミッド型の建物を横目に見つつ向かった先は。


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1950年代に起こった文学的ムーブメント、ビートニク発祥の地といわれる書店、CITY LIGHTS BOOKSTORE。ここから始まった西海岸カウンターカルチャーのムーブメントは、のちにヒッピーやサーフ、ゲイカルチャーなど多様化しながら現代のロハス志向へと移行し、今日の世界的なサブカルチャーの源流ともなった……だそうです。僕はN君とY君に聞くまで、その名前を聞いたこともありませんでした(笑)。


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CITY LIGHTSで本を買った僕らはまたもや移動し、ミッション地区です。花井さんもオススメしてくれていましたが、確かに色々とあって面白い街。どのお店をのぞいてみても楽しそうでワクワクしました。


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写真撮影 N君


そして夜ご飯。サンフランシスコ最後の夜ぐらい、少しだけいいものを食べよう!ということで途中本屋のお兄さんにオススメのお店を聞いたのですがそのお店は大行列で30分待ち…(アメリカの人も行列に並ぶんだね)。どうしよう?と相談して飛び込みでお店に入ってみることに。

えいや!とみんなで入ったお店はBar Tartine。ドキドキ。注文した料理が運ばれてくるとその美味しさにビックリ!正直…すごく高い店は別として、それ以外のアメリカの食事に期待していませんでした。"まぁまぁ美味しい"料理ならもうOK!それ以上望むまい!と決めていたのですが…ここの料理はどれも本当に美味しかったです。上の写真は牛のタルタル、下の写真はスモークポテトフライ。他の料理の写真はこちら。4人で「飛び込みで入ってこんなに美味しいお店って奇跡だね」と褒め称えました。もしもサンフランシスコに旅行に行かれる方は、是非行ってみてください。しかも、4人で食べて1〜2杯づつ飲んで合計$150(¥12,000)ほど。


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Bar Tartineでの感動によりテンションの上がった僕らは歩いてホテルに帰ることに。


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途中巨大リサイクルショップのようなところ(センスが素敵)に立ち寄ってなぜか$90近くするツボを買ったりして帰宅。満足して就寝。


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写真撮影 N君


本当に最終日。朝食をこじゃれた店で食べてサンフランシスコ国際空港へ移動。デルタ航空は4人同時にチェックインしているのに、バラバラの席を取られたりしたので交渉して座席をそばにしてもらったりして、無事に帰国。長い旅は終了したのでした。

ちなみに、帰国してから1週間くらいはアメリカでの夢のような日々が忘れられずなんとなくボケ〜っとして過ごしていました。

おわり

by yama-oson | 2012-08-31 20:04 | 山行 (海外)

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