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JMT (ハイク4日目最終日)

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JMTの4日目、最終日。ゴールのトゥオルミーメドウの寸前でキャンプしたのでもう半ばゴールしたも同然。余裕余裕!という感じで一日が始まったものの…。帰りの道中はなかなか大変な一日になったのでした。



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8/30(木):トゥオルミーメドウ(撤収) → レンジャーステーション → ヨセミテ
      → ストックトン → フェリービルディング → ホテル(泊)

この日は1〜2km離れたYARTS乗り場、ストアを目指します。この地図で言うところのチョロっとだけある水色のラインです。


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この日は行程も短いのでゆっくりめの起床。いやぁ、外でのごろ寝は最高でした。気温も夜中で5℃くらいと暖か。まったく起きる気配も無くグッスリと眠ることができました。快調!!10:15分発のYARTSなので、順当にいけばここから30分程度で着くと予想し8:00に出れば十分でしょう〜とのんびりと撤収します。

ちなみに、僕はみんなにチャキチャキと行動してもらうように「バスの時間は9時ぐらいだよ」と伝えてありました(笑)。早く行動する分には問題ないでしょうという考えです。


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この日も良い天気になりそう。これでJMTともお別れです。ちょっと寂しい気分にもなりましたが、心は意外と翌日のサンフランシスコ観光を楽しみにしていました(笑)。


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みんな良く寝て体調もバッチリなので余裕の面持ちでストアを目指します。


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しかし…看板にストアの表記がないのはなんででしょう。なんとなく「見つかるでしょう」と楽観していて、具体的な場所を調べてきませんでした。むむっ…ちょっと不安になってきたぞ。


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途中にあったレンジャーステーション。まだ開いてないようです。


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ベアトラップ。あまり悪さをすると捕らえられるのかしら?

ストアの看板が全く出てこず不安になったので、すれ違ったハイカーに聞いてみました。すると「右に曲がればあるよ」という感じのことを教えてもらいました。よし!これで確信を得たのでもう余裕だ〜と歩きだしたものの、実はこの案内が道迷いの元になるのでした。(僕らが聞き間違えたのか、彼らが勘違いしたのか、それは不明です)


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言われた通り、突き当りを右に曲がったのですが、ただ一直線の道があるだけ。10分ほど歩いてもなんにも出てきません。う〜ん…合ってるのか?みんなはバスの時間が9時だと思っているので焦っています。そこでひとまず「本当は10時だよ」と白状。ひとまず安心してくれました。

【ハプニング⑥】バス停が見つからない

しかし…ない。何もない。そこで僕が代表して走って先を見に行くことに。1km程度ですが、先を見にいくもやはり何もなく。こんなに遠いのかな?なんか違う気がしてきたぞ。でも道を教えてくれた人は確かに「右」と言ったし…。


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と、焦りだしたころ、妻が追い抜く車になんとなくヒッチハイクポーズをしたらなんとあっさり止まってくれました!ストアの場所を聞いて、あわよくば乗せてもらおうという魂胆です。ですが、聞いてみると「ストア…?どこのことだろう」とイケメンドライバー(オーランド・ブルーム風)もわからない様子。

すると一人、遥か後ろを歩いていたはずのY君が車に乗ってやってきました(笑)。なんとなくそうやってきそうな気はしてたんだよな〜歩く気なかったもんな〜。歩くよりも聞いたほうが早いと判断したY君はヒッチハイクしたのでした。助手席から顔を出したY君が言うには「逆方向らしい。このドライバーさんはレンジャーステーションに行くから、そこまで乗っけて行ってくれるって」とのこと。なんかよくわらないですが、これは乗せてもらうしかないでしょ!ということで、オーランド・ブルームさんにはお礼を言って別れ、僕ら4人大きめの四駆に乗せてもらうことに。


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ドライバーさんはなんでも4回ほど日本に来たことあるらしいです。初めてヒッチハイクをして、見知らぬアメリカの方の車に乗る…なんということでしょう。もう興奮が止まりません。いやぁ、すごい経験だ。


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そして車で10分ほど行ったところにあるレンジャーステーション(ゲート?)みたいな場所で下ろしてもらいました。ここから先は許可が無い人は入れないみたいです。拾ってくれた男性はレンジャーステーションの人と交渉してくれて「通常YARTSの停留所じゃないけど、ここから乗ってOKよ」と話をつけてくれました。それはありがたい!あとはここでYARTSが来るのを待てばいいだけです。男性に何度もお礼を言って別れました。


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そしてYARTSが来るとレンジャーが呼びに来てくれて無事に乗車。


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12:30頃、ヨセミテに到着!無事に帰ってきました!乾杯。


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よっしゃーモリモリ食うぞ!と思ったものの意外とサンドイッチとかホットドッグなどヘルシー系しかなくて肩透かし。ピザとかハンバーガーとか食べたかったのですが仕方ないですね。(本当に食べたかったのはカツカレーとかとんかつ定食とかだけど)日本の山から下りた時も感じますが、生野菜が美味い!

お腹いっぱいになったらサンフランシスコへ帰るアムトラックバスの時間までお土産などを物色することに。16時発なので3時間くらいはありそう。ポストカードや本、ステッカーなどをじっくり物色してそろそろの時間かな〜ということで乗車場所あたりへ向かおうと思ったのですが……どこからバスって出るんだっけ!?下りたところだよね?という状態に。

おそらく下りた場所だと思うのですが、バス停らしきものはなく。ヨセミテロッジのカウンターで「アムトラック行きのバスはどこから出るのか?」と聞いてみますが、なんだかハッキリとしたことがわかりません。下りた場所で待つしかない、とキョロキョロとそれらしきバスを探しますが来る時に乗ってきたバスは見当たりません…。

と、タイムオーバー。予定時刻を過ぎました。もう一度他の人に聞いてみると「このバスよ」と教えてくれたのはなんと、YARTS!確かにYARTSはマーセドまで行くルートもあるのですが…でもYARTSなの?来るときはアムトラック専用みたいなバスで来たのに…と釈然としませんが、今はその可能性にすがるしかなく。16時のやつは行ってしまってるので次の16:30の便に乗るしかないです。しかし、それに乗るとアムトラックの出発時間に5分ほど過ぎるのでギリギリ間に合いません…なんとかならないかな…。

【ハプニング⑦】帰りのバスに乗り損ねる


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16:30に来たYARTSの運転手に恐る恐るマーセドまでのアムトラックのチケットを渡すとなんと普通に受け取ってもらえました。やはりYARTSが正解だったのです。しかも、この黒人の運転手、行きのヨセミテまでのバスと同じドライバーです!事情を説明して「なんとか5分を縮めてほしい」とお願いしてみます。意味は通じたようですが、のらりくらりと流されてしまいました。そりゃ、このドライバーさんにはこちらの事情は関係ないもんね。

あとは行きのようにアムトラックが何らかのトラブルで遅延していることを祈りましたが、10分遅れでマーセドに着いた時にはバッチリ行った後でした…。あ…アムトラックに乗り損ねた!どうしよう。色々と知恵をしぼります。マーセドに一泊する?翌日のサンフランシスコ観光は時間がほとんどなくなります。タクシーとかでサンフランシスコまで行く?400ドルぐらいでなんとかなるかな?


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しかし、時刻表を見てみると21時台のアムトラックがあることが判明!さっそく窓口で交渉してみると「空席があるから無料で振替できるよ」とのこと。良かった〜〜なんとか今日中にサンフランシスコまで戻れます。一安心ですが、今はまだ18時。3時間あるのでマーセドの街へ出て夕食を食べることに。

マーセドの街、映画などで見たアメリカの住宅地、って感じでテンション上がります。1階建てのポーチやガレージ付きの家。緑の芝生の庭。広い道路に路駐。街路樹。何か食べ物屋はないかとさまよいますが…意外と何もありません。


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やっと小さなコンビニみたいなお店を見つけましたが、ろくな食べ物はなく。みんなビールやスナックを仕方なく購入。


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僕はスナック類を食べる気にもならなかったので、巨大エナジードリンクを夕食とします。600mlもあるエナジードリンク。こんなひどい夕食は生まれて初めてです(笑)。


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駅に戻ってベンチで晩酌。ちなみに、このシエラネバダ・ペールエールは美味しくて、妻は気に入ってサンフランシスコで何度か飲んでいました。


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そして21時すぎにやってきたアムトラックに無事乗車。ヒゲを生やした雰囲気のある車掌さんがチケットをチェックしに来た時「君たちは日本人かい?」と聞いてきました。なんでも彼の奥さんが日本人とのこと。へ〜!となって「日本語を話せますか?」と聞くと「まったく話せない」とのこと。なんでやねん。と関西弁でツッコミたくなりましたが、しばらくその車掌さんと立ち話をしてなんとも面白い出合いでした。


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最終便だけ変則的な内容になっており、ストックトンという駅でバスに乗り換えました。ここから2時間ほどバスに揺られてサンフランシスコへ。


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00:15、深夜をすぎてフェリービルディングに到着。こんな夜中に外国をウロウロすることになるとは…。しばし歩くとタクシーを捕まえた(荒い運転だった)ので無事にホテルに帰れました。いやぁ…長い長い一日でした。

by yama-oson | 2012-08-30 20:36 | 山行 (海外)

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