JMT (ハイク3日目)
2012年 08月 29日
→ トゥオルミーメドウ(設営)
4日目は朝10時のバスに乗ることを考えると、3日目は実質最終日。ここからゴール地点のトゥオルミーメドウまでは今までで最大距離の約23km。これまで17km程度歩いただけでヘトヘトになっていたことを考えると正直不安ですがライエルキャニオンから先は超フラットということだけが希望です(笑)。
写真撮影 N君
なだらかなスイッチバックなので歩きやすいものの、何も遮るものがない炎天下という状況が地味に体力を奪っていきます。しかし、N君の写真はさすがデザイナー目線が入っている気がする。この写真も雑誌なんかの扉ページに使えそうじゃありません??(それはないか)
撮影ポイント①
ドノヒューパス!途中で合流したY君も含めて、久しぶりの集合写真。パスには湖もあってのんびり遊んでしまいました。先急がないと〜。
撮影ポイント②
すごく景色の良い場所にある湖。なんとなく涸沢のカールを思い出しました。
眼下にライエル川(でいいのか?)が見えてきました。あそこまでくだれば後はフラットか!とワクワクしましたが、実際にはもっともっとくだらないとダメでした。
写真撮影 N君
途中、トレイルを補修している作業員の人達がいました。みんなサングラスをしてヒゲを生やしているので同じ人に見えました。ヘルメットがTHEアメリカ!って感じで格好良い。
撮影ポイント③
ライエル川まで下りてきました。ここも広々してていいなぁ。このあたりでご飯にしようか?と思ったのですが、水の流れが弱めだったので「もっと水が動いてるところがいいね」ともう少し先に進んだ場所でお昼にしました。
撮影ポイント④
13:00、お昼も食べて出発!しかし、そこからのくだりはややハードでした。1時間ほど日本の登山道レベルの下りがあった末に、やっとフラットなトレイルに。
撮影ポイント⑤
うおっ!Y君。ずいぶん先に行っている印象でしたが、こんなとこで念願のザブンを実行してるとは。川の側からこちらに向かって「気持ち良いよ!」と手を振っています。いいな〜!でもY君、時間がないぞ!僕らは先を急ぐよ!
このライエルキャニオンのエリアはこれといった標識が少なく、いったい自分がどこにいるのかがわかりづらかったです。JMTは道の分岐にしか標識を立てないようです。これまでのJMTでの経験上「思っているより進んでいない」のが常であったので僕らは先に急ぐことにしました。iPhoneのGPSを使えばいいのですが、妻が使ってみたところあまり感度はよくなかったそうです。僕は電池が減るので最初から使うつもり無しでした。
が、しかし。ここらで僕の体力がなくなってきました。クッタクタ…。すると妻が「荷物が重いんだよ。交換してあげる」と言ってくれました。しかし、僕は男。「大丈夫!」と気持ちだけもらって歩き出しますが…やはり徐々にみんなから遅れをとってしまいます。
撮影ポイント⑥
結局、妻のザックと交換してもらって(超軽い!)なんとか必死についていきます。交換してもらってすぐは「軽い!これはいい!」と調子に乗ってサクサク歩いてましたがまたすぐにへばってしまいました…。やっぱり体力の問題なのか!思い起こせば去年、雲ノ平へ行った時も3日目の最後、体力がゼロになったっけ…。
撮影ポイント⑦
18:00、トゥオルミーメドウ直前に到着!最初、トゥオルミーメドウの中のキャンプサイト(お金払うやつ)にするか、直前で泊まるか悩みましたが、途中すれ違ったハイカーや近くにキャンプしてた女性3人組が「トゥオルミーメドウは日が当たらなくて寒い!」と言ってたのと、ギリギリ最後まで大自然の中にいたかったので、直前に泊まることに。
ここからヨセミテ行きのYARTSのバス停までは、歩いて30分程度のはず。10時初だから余裕を見て8時頃出れば十分でしょう。
食事中、Y君が「僕、今夜は外で寝てみようかな、寝袋だけで」と言い出しました。ちなみにライエルキャニオンは「クマが出やすいので気をつけるように」と言われているエリアです。最初みんな「アハハ。そうしな、そうしな」と冗談で流していたのですが、Y君はどうやら本気のようです。そのうちに僕も感化されて「いいかも」という気になり、二人で外寝することに。
万が一、クマに襲われるとしたら、薄々のテントに入っていようが外で寝ていようが変わらないだろうし、そうならないようにベアキャニスターはわざわざ遠くに置いているのです。なのでクマはそれほど怖いとは思っていませんでした。
by yama-oson
| 2012-08-29 20:21
| 山行 (海外)