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JMT (移動編)

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サンフランシスコに入って2日目。買い出しも完了したので今日はマンモスレイクまで移動の日。途中、ヨセミテで3時間ほど観光の時間もありました。



8/26(日):ホテル → フェリービルディング → ヨセミテ → マンモスレイク → モーテル(泊)

本当はできればこの日のうちにレッズメドウまで入っておきたかったのですが、ヨセミテから出ているマンモスレイクへ向かうYARTSは夕方の5時の1本のみ。マンモスレイクに到着するのが20:30頃の予定なので、その時間からさらに先に進むのはどうあがいても無理なのでした。そもそもパーミットを発行してくれるマンモスレイクのビジターセンターは8:00〜16:00までしかやってないのです。


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ここでJMTに至るまでの全体の地図を載せておきたいと思います。(こんな地図作るなんて…よほど時間あるんだね!というのはどうか言わないで)なんとなくわかるでしょうか?この日はピンク色のアムトラック(バス)から始まり、水色のYARTSでマンモスレイクまで至るということです。縮尺から計算するに350〜400kmぐらいでしょうか。東京〜名古屋間ぐらいですね。ちなみに、マンモスレイクまでならばロサンゼルスから国内線に乗って入る、という手段もあるようです。それはそれで楽しそうだなぁ。


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朝の5時起床。時間的に早いですが、前日は夜の9時くらいに寝たので十分。前日フェリービルディングで買っておいた美味しそうなクロワッサンを食べて出発!ハイドストリートをこの時間に歩くのはごめんですが、ラーキンストリートのほうは余裕。マーケットストリートまで5分ほど歩いて、フェリービルディングまでバスろうって魂胆。


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難なくバスをゲット。朝5時台でも沢山走ってました。落書きしすぎ〜。


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早めに着いて7時発のバスを待ちますが、7時を過ぎてもバスは現れず…。「大丈夫かな…?」と少し不安になりましたが他に並んでいるアメリカの人も不安そうな顔をしていたので、なんか安心しました。そして10分ほど遅れてバスが到着。山と道のブログでは「予定より少し早めに出発した」とあったのでちょっと早めに行って「まだか、まだか」とじっくり待つしかないようです。


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さっそく乗り込みます。最後尾にはちゃんとトイレが。僕はトイレのないバスって閉塞感があって好きじゃないのですが、ある程度長距離で乗るバスにはすべてトイレが備え付けてありました。


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乗車率8割の状態で出発。さようならサンフランシスコ。また4日後に帰ってくるよ。


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30分くらいでエメリビルに到着。さ〜!アムトラックだ!と、興奮してたのですが…


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【ハプニング③】アムトラックの遅延。

なんとメカニカルプロブレムだそうで、僕らの乗車予定アムトラックが遅れてるとのこと。何か英語でアナウンスが流れますが…よくわかりません。するとN君が「他のバスなどへの乗り継ぎは保証するってさ」と聞き取ってくれました。あぶない…僕ら夫婦だけだけだったらどうなってたのだろうか。ゾッとします。しかし、遅延ってどれくらい?10分?1時間?半日?


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50分遅れてアムトラック到着。2階建てってだけでテンション上がる〜!!チケットは持ったまま乗り込み、空いている好きな席に座ります。しばらくすると車掌さんがきてチケットをチェックしてくれる仕組み。僕らの乗った時間帯はそれほど混んでいなくて好きに座れました。


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アムトラックはゆっくりと進みます。それこそ「世界の車窓から」の雰囲気。窓から見える景色は日本のそれとはかなり違っており、見ていて飽きません。ちなみに、僕らが座った席はWifiもコンセントもありましたので、ここからインスタグラムに写真を投稿した次第です。


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お昼になったので食堂車に行ってみると、意外とコンパクト&簡素でパンクっぽい坊主のおばさまが一人で切り盛りしていました。「一人でさばけるのか?」といらぬ心配をしながら前の人の注文の様子を見ているとおばさんは注文をされた商品を冷蔵庫から出して電子レンジに入れてチン!しました。そういうことね…。ちょっとガッカリしつつ、僕はチーズバーガーを注文。他のメンバーはホットドックやブリトーを注文していましたが、やはりどれもチン!の味でした。ずっとチーズバーガーが胃にいる感じ。


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50分遅延した分、きっちり50分遅れでマーセドに到着。アムトラックから降りると「ヨセミテ〜!ヨセミテ〜!」とヨセミテ行きのバスへ案内してる人がいたので非常にわかりやすかったです。こちらは乗車率70%ぐらいで発車。エアコンがかなり寒かった…。


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バスから見える景色もこれまた面白い!この広大な景色はアメリカならでは!って感じがしますよね。この時、Y君はずっとiPhoneで音楽を音楽を聴いているようでした。自分のJMTプレイリストなんかを作って、長いバスの時間を過ごすのをオススメします。きっと今後そのプレイリストの中に入れた音楽を不意に聴いた時にこの広大で乾燥した大地を思い出すんじゃないでしょうか?僕はそこまで気が回らなかったので、それを仕込んできたY君が羨ましかったです。


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こんな日本っぽい山もあったり。これが日本の山だったら、確実に稜線に登山道があるはずだけどね。


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14:00、ヨセミテ到着。次に乗るYARTSは17:00発なので観光します。あ…暑い!嬉しい!サンフランシスコから標高も上がってるはずですが暑い!約30℃。アメリカにきてはじめて半袖になりました。これならJMTも暑いはず!

ところで、僕らはヨセミテ ロッジというところで降りたのですが、YARTSの乗り場はヨセミテ ビジターセンターでした(確認ミス)。実際、ビジターセンターのほうが売店や写真館などかなり充実しているのでロッジで降りる必要はまったくなかったということになります。


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ロッジやビジターセンター近辺にはリス?が沢山いました。


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ビジターセンターへ向かう途中、ハーフドームが見えてテンション上がったり。ヨセミテは観光地だけあって、アメリカの人もみんなハーフドームに喜んでいました。


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ビジターセンター。YARTSはこの建物がある前の道路から出ていました。


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ビジターセンターのすぐ近くにはウィルダネスセンターが。ヨセミテから入る場合はここでパーミットを発行してもらうことになるのかな。僕らが入るレッズメドウはインヨ国立森林公園の管轄なのでマンモスレイクのビジターセンターで発行してもらうことになります。


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充実のストア。他にもアウトドアストア(もう少し小ぶり)もあって、サングラスをすごく欲していたY君とN君もなんとか手に入れれたようす。


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あまりの暑さに軒下で休憩していると水場になんともクラシカルなハイカーが。50年代?60年代?スタイルというか。明らかにこだわっていますね。ナイロン製のものはほとんど身に着けていませんでした(ザックのベースだけ?)。足元はウェスタンブーツみたいなの履いて、ストックはやはり木の棒でした。というかウェスタンブーツで山道歩けるのか?もしかしたら馬で行く人かな?こういう色んなスタイルの人が普通にいる感じがアメリカの素敵なところ。


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【ハプニング④】YARTSに乗り損ねそうになる。

YARTSが来る17時近くになってきたのでバス停で並んでいると徐々に人が増えてきます。「これ…みんな乗れるのかな?溢れた場合はどうなるのかな?」と心配していると
パスがやってきました。2台。なんで?と思っているとバスの運転手が降りてきて英語で何かいいました。しかし早口でよくわからず…と思っているうちに聞き取れたアメリカの人達はワラワラと分散しだしました。焦ります。

すると「大丈夫ですか?」と僕ら以外の日本語が!みると日本人の男性2人組でした。「いや…何がなんだか」というと、行き先が違うことを教えてくれました。そして同じマンモスレイク方向ということで、その方面のバスに並びます。しかし、みんな早く乗りたいから大混雑。僕らは一番後ろでハラハラ。最終的には残り6席のにギリギリなんとか無事に収まりました。危ない…。

話を聞いてみると2人ともロサンゼルス在住で、たまにヨセミテに来ているようでした。この日もJMTをサンライズから1泊2日だけ歩いてヨセミテに至っており、このYARTSで車を停めてあるサンライズまで戻るところだったようです。色々と話しは弾みましたが、とにかく彼らのおかげで助かりました。「ロスにもいい山がありますよ!是非!」といって途中で降りていきました。


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18時頃。休憩停車したタイオガにて。徐々に暗くなってきました。


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乗るときはドタバタで撮れなかったYARTS。いっぱいで乗れない場合、どうなるんだろ…。ちなみにトゥオルミーメドウのストアで9割ほど降りたので、それ以後は僕ら含めて10人ほどでゆったりと座れました。


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20:30、マンモスレイクのシャイロ・インというバス停で下車。その名の通り、Shilo Innというホテルの前がバス停になってるわけですね。いやはや…遠くまできたもんだ。


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そこから歩いて15分ほどのモーテルが今夜のお宿。モーテル6。アメリカではかなりメジャーなモーテルチェーンのようです。実にモーテルらしいモーテル(僕のイメージ)で「ノーカントリー」とかに出てきそうな佇まいにグッときました!こういうとこに泊まるの夢だったのです。しかも目の前はプール…1人1泊42$…安い!冷蔵庫とかは無かったけどね。ふ〜っと息つく暇もなく、夜飯を食べなくては。もう21時すぎ。モーテルのカウンターのおばさんにオススメを聞きました。N君の英語で。


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モーテルから歩いて2分くらいのJohn's Pizza Works。いいっ!いい佇まいですよ。おばさんの話によると、なんと営業時間は深夜0時までだそうな。助かる〜。


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まずはサラダとスープとラザニアを食べました。アメリカボリュームに用心深くなってる僕らは、スープ以外のすべてを1人前だけ注文。結果大正解でした。夜の10時過ぎに食べるにはこれでも多いぐらい(笑)。


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最後にメインのピッツァ!確かに美味かったです。お店は広くて雰囲気も良く。もう少し早く来てゆっくりしたかったな〜なんて思いました。


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その後はヒッピーライクなリカーショップへ水を買い出しに。レジ横にあった5セントのグミ?(グミより柔らかい)みたいなものに目をとめたY君。ついでに購入。するとヒッピーの店主は「おまけであげるよ」なんて僕らにもくれました。サンキュー!って受け取りましたが、このグミはなんとも微妙な味で…。よくわからないものを食べるのが得意でない僕はY君に差し上げました。そしてモーテルに戻り23時には就寝しました。いよいよ明日から(やっと)JMTです!

by yama-oson | 2012-08-26 20:16 | 山行 (海外)

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