新穂高〜八ヶ岳(1日目)
2012年 07月 14日
山の位置関係がわかる人からすると「新穂高と八ヶ岳は場所が全然違うじゃん」と
気づくかもしれませんが、天気に左右された結果こんなことになったのでした。
5月、6月は僕の本職の仕事や展示で忙しく、なかなか山に行けない日々が続いていたので
7月の3連休は「よし!山に行くぞ〜」と意気込んでおりました。
が、連休の天気予報を調べるとどこも曇や雨ばかり…。
ギリギリ梅雨明けしていないこの季節。天気はコロコロ変わると諦めて
「どこも天気が悪いなら好きな山に行こう」と調べ直したところ、
双六岳のテン場からの眺望は格別!って話を思い出して双六岳に向かうことに。
できれば笠ヶ岳も一緒に登りたいけど残雪もあるようだし行ってから決めることに。
新穂高温泉までは車で約3〜4時間。時間がかかります。
車中泊があまり得意でない僕等は前乗りで民宿に泊まることに。
カントリーハウスつくしんぼ、という民宿をじゃらんで予約しました。
"ゆっくり寝れそう"というのと"お風呂に入れる"という理由から
試しにこういうスタイルでやってみましたが、深夜0時〜朝7時までの
素泊まりで8,400円なのでコストがかかりすぎですね。
次は我慢して車中泊かなぁ。
ということで今回の山行は、基本的に"その場で決める"スタイルでいくことにしました。
【登山ルート】
1日目:新穂高温泉(前泊) → ロープウェイ(往復) → 新穂高温泉 → わさび平小屋(設営)
2日目:わさび平小屋(撤収) → 新穂高温泉駐車場 → 美濃戸口 → 赤岳鉱泉(設営)
3日目:赤岳鉱泉(撤収) → 硫黄岳 → 横岳 → 行者小屋 → 美濃戸口
すると高速道路は渋滞しており当初の到着予定時刻をすぎて23:30に民宿に到着。
宿は僕らの貸切なので男湯しか開けていないとのこと。意図せず混浴です(笑)。
硫黄の匂いのする温泉に入って明日のことを話し合います。
話し合った結果、「明日は新穂高ロープウェイに乗って新穂高を目指し、降りてきて
そのままわさび平小屋へ。明後日はそのまま双六岳へ登って一泊。三日目は笠ヶ岳は
登らずにそのまま下山しよう」ということに。
そして就寝。
朝8時の段階で新穂高温泉無料駐車場はほとんど満車でした。
降りてきたらそのままわさび平小屋を目指すので装備はそのまま持ってきました。
2泊3日の食料と1リットルの水込みで10kgぐらいかな。
不要な荷物(食料やテント)は200円のコインロッカーに入れていくことに。
2段階に分かれていて乗り継ぎがあるんですね〜。
クロワッサンを買ったので頂上の西穂高口駅で食べます。
駅の周辺はちょっとした庭のようになっていて植物が育っています。
しかし…ガスってるなぁ。
この看板から10分くらい歩いたところで話し合い。
「このまま行っても何も見えないよね?」「しかも山荘までのピストンって、どうよ?」
「…降りますか」ということで、往復でけっこうな値段したロープウェイを下ります。
「あるぷす」にてお昼ごはんにすることに。僕はソースかつ丼を頼みました。
この飛騨ポークを使ったとんかつが美味い!正直、こういう系のレストランって
全然期待してなかったのですが、豚肉に甘みがあってすごい美味かったです。
歩いてないのに美味いのだから本物の味です。近所に店を出してほしいな。
後日撮影
ご飯を食べた後は高原の画廊「飛騨乃風」にて開催されてた畦地梅太郎さんの個展へ。
職人さんの手刷りの版画が手頃な値段(額付き3,380円)で売っており思わず購入!
持って帰るのは荷物になるので郵送してもらいました。
その後もビジターセンター内の剥製などを見たりしてウロウロと楽しみ、
13:00には新穂高温泉に降りました。
またもやウロウロ。20分くらいはロスしてしまいました。
登山口発見の段階で13:40。登山のセオリーからするとありえないほど遅い出発ですが
今日は林道を70分登った小屋を目指すだけなので問題ないでしょう。
今回はそんなに気温も高くないので"お助け"ってより、ただ寒かったです。
テントも自分ら以外に5張程度なので張り放題で迷っちゃう〜(嬉しい)!
林道があるだけあって、通常の山小屋よりも色々と充実している雰囲気でした。
テントも一人400円とけっこう良心的。
妻は岳食シリーズのソバに温泉玉子(コンビニ調達)を浮かべておりました。
ご飯を食べてチューハイを飲んだら眠くなってきたので20時頃には就寝。
翌日は一応双六岳を目指すということで5時くらいにはタイマーをセットしました。
晴れてくれると良いのですが…。
by yama-oson
| 2012-07-14 20:09
| 山行 (八ヶ岳)