天狗岳(1日目)
2012年 05月 12日
相も変わらず出発直前まで「どこにいこう〜」と悩んでいた僕ら夫婦ですが
ギリギリになって「黒百合ヒュッテに行こう!」と決まったのでした。
行こう!とは決まったものそこはGWが終わったばかりの八ヶ岳。
残雪もあるだろうし夜は寒かろう、と色々と下調べ。
今回は2人で寝ると暖かいMSRのハバハバHPを持っていくことに。
【登山ルート】
1日目:渋の湯 → 黒百合ヒュッテ(テント設営) → 中山峠 → 東天狗岳 → 黒百合ヒュッテ
2日目:黒百合ヒュッテ(テント撤収) → 渋の湯
10時前に渋の湯駐車場に着くという遅めの動き出し。
車から降りると「寒っ!!」。想定していた以上に寒いです。
ハラリ、ハラリと小さい雪も降ってきたり…。
事前に調べた情報などから深夜の気温は-5℃程度まで下がると予想してましたが
現段階で0℃前後…大丈夫かしらん…と不安がよぎります。
10:00、準備も整えて出発!と、旅館の前を通って登山口の前までくると
わ!とビックリ。カモシカが目の前で草を食べていました(初めて見た)。
妻がカメラを出してパシャパシャ撮ったので僕はまぁいいか、ということで
驚かさないようにそっとやりすごして、後で「上手く撮れた?」と確認すると
「…メモリーカード忘れてきた」とのこと。ということで写真は無し(笑)。
気持ち良い!この苔むした感じの登山道が最高!八ヶ岳を好きな理由の1つであります。
ただ、歩き出して30分ほどで登山道がアイスバーンになってきたので
マイクロスパイクを装着し、ガシガシ登れるようにしました。
今回、僕はJAMを背負ってきました。全部込みで9kgくらい?なので軽い。
チマチマと軽量化を進めてきた成果が出ているようです。
「軽いって自由」とは名コピーですが、ほんとその通りで
荷物が軽いと山歩きの気持ちよさにどっぷり浸れるところが嬉しいです。
出発した時は0℃近かった気温も、正午に向かうにつれて気温は上昇し
歩いてる最中は5℃前後の温度がありました。
フラッドラッシュに速乾T、スコーミッシュフーディーで調度良い温度でした。
ワイルドキャット、マイクロスパイク…。どの角度から見ても完全に女ULです。
妻は丁寧に張っている氷をストックで割りながら歩いています(笑)。
もちろん、僕も何回かやりましたがガラスを割っているようで楽しい。
だいぶ雪解けしているとはいえ、シーズン前にあたるんですね。
そしてリフィルヌードルで簡単な昼ごはんをとって、しらびそ小屋まで行ってみることに。
登山道である斜面が超急勾配。下手すると滑り落ちそうだったので中止することに。
そのままテン場に戻るのもなんだかもったいないので、頑張って東天狗岳を
今日中に登ってしまおう!ということになりました。
写真は天狗岳方面を眺めた図。左が東天狗岳、右が西天狗岳。
しらびそ小屋行くだけの予定だったのでストックも持たずに来てしまったのです。
ここから赤岳まで縦走するのって超楽しいのですが、今回はここまで。
きた道とは違うルートで黒百合ヒュッテに戻ります。
僕はコーヒーを頼みましたが、妻が頼んだお茶はかりんとう付き。量が多い(笑)。
この後、テントに戻って夕食に。…するはずが、妻の調子が悪そう。
アンテロープにくるまって少し仮眠してもらいます。ちょっと心配。
夕方の段階で-5〜6℃はいってたでしょうか。寒さやなんかで調子が悪くなったみたい。
寒さに弱い妻が初めて経験するに近い寒さ…大丈夫かな?
仮眠後、僕はいつものカレーを食べ、妻はスープなんかを中心に食べました。
「何事も食わねば力は出てこない」と加藤文太郎の単独行で学んだので
ちょっと頑張って食べてもらいました。
そして完全に暗くなる19時頃には就寝…。外気温-7℃、テント内-1℃。
by yama-oson
| 2012-05-12 20:21
| 山行 (八ヶ岳)