瑞牆山・金峰山(2日目)
2012年 05月 06日
前日は晴天の瑞牆山に登って絶景を楽しめましたが
天気が崩れそうな2日目、金峰山へは無事に登れるのでしょうか。
【登山ルート】
1日目:瑞牆山荘 → 富士見平小屋(設営) → 天鳥川 → 瑞牆山 → 富士見平小屋
2日目:富士見平小屋 → 大日小屋 → 大日岩 → 金峰山 → 富士見平小屋(撤収) → 瑞牆山荘
日没と共に睡魔が襲ってきたので「ま、いっか〜」と寝てしまいました。
ところが夜中、トイレにいきたいな〜と目を覚ますとクフ・タイベックの白い膜を通して
異様に明るい光を受けていることが感じられました。
外に出てみると、まさにスーパームーン。ものすごく明るい月が光っています。
おお〜!と一人静かに感動して、トイレに行き、また眠りにつきました。
(ほんの数分の感動だったのでまるで夢のようでした)
そして4:30起床。各々朝食をとります。
僕は前日にコンビニで買っておいたパンとカルボナーラ(370円)。
このカルボナーラ、好きでよく食べますが冷静に考えてみると、高いっ!
パンとパスタではちょっと量が多いか?と思いましたが
朝からしっかり食べたい僕としてはバッチリだった気がします。
出発の準備をしているとパラリパラリと雨が降って来ました。む〜ん。
トイレ前で会ったおじさんは「今日はずっと天気悪いよ」と言ってますし…。
雨はかなり小雨だし、しばらくは樹林帯を進むのでまったく問題ありません。
「僕のレインパンツは丈が短いのが気になるなぁ」なんて思いながら歩きました。
僕はモンベルのゴアパンツを履いてるのですが、アウトレットでショート丈を買った為
徐々に丈の短さが気になってきたのです(ゲーターはあまり着用しません)。
パーテックスシールド素材のウェアって初めてなのでどんな感じか楽しみです。
ただ、上にOMMのサイファー着て下にこれを履くと、全身真っ黒になるのが……。
この後、大日小屋を過ぎたあたりからアイスバーンの箇所が増えてきました。
雪解け水が登山道に流れ込みそれが凍っている様子で、登山道だけ見事にカチコチ。
おばちゃんにアイゼン借りてなければちょっと無理だった気がします。
あと、ジャッキーさんのリアルタイム情報もすごく参考になりました。
おばちゃん、ジャキさん、ありがとう!
この先、露出した岩ばかりに見えるので協議してアイゼンを外すことに。
実際、ほとんど岩だったのでアイゼンはないほうが歩きやすかったですが
途中一箇所だけ残雪&アイスバーンゾーンがあって、
そこはアイゼン無しでは怖かったので、帰りはアイゼン装着しました。
しかし、瑞牆山は小さい子でも頑張れば登れてしまいそうな山でしたが
金峰山は高度感もあって岩もゴツゴツしているので、本格的な印象。
久しぶりの"THE 岩場"という空間にちょっとテンションも上がります。
ただ、風の強さが半端無く、うかうかしていると体が飛ばされそうになるほど。
(しかし、手前味噌ながらこの写真は良く写っていますよね!)
しかし、やはりあまり長居できるような場所ではないということで
そそくさと下山することにしました。雲の動きもなんだかヤバくなってきました。
真昼間なのに夜みたいに周りが暗くなっていきます。
「やばい、やばい!」とちょっとスピードを上げて下山しますが、
とうとうゴロゴロと雷が鳴り始めてしまいました。
ドーン!とたまに落ちる雷の音からして、けっこう近くで鳴っています。
普段からも雷が大嫌いな妻は、かなり焦っている状態。
僕は雷はけっこう平気なので(落ちる時は落ちる)ほとんどの落雷には
あまり動じることはなかったのですが、一発すごい近くで落雷したようで
ドーーーーン!!!!!!!!!
という爆音が!さすがに「うおぉ!」っという声と共に片足が上がってしまいました。
しまいにはパラパラという聞きなれない音がしたと思ったらヒョウが降ってきて…。
あたりは真っ暗で雷はすごいしヒョウは降るし…すごい事になった!と下山を急ぎました。
(ちなみにその時の写真は僕が撮ったこのピンボケ写真だけでした)
しかも幸いにも(?)、戻ってきた頃にちょうどヒョウや雷は止みました。
なのでここぞとばかりに30分ほどでテントを撤収して下山開始。
12:00には車が止めてある瑞牆山荘まで戻ることができました。
その後は昼ごはんと温泉を求めて増富の湯へ直行。
温泉も広くてゆったりできてかなり良かったのですが、なによりもご飯が美味しかった!
リンク先のページにスライドショーが流れてるので写真を確認して欲しいのですが、
定食関係はどれも激推しです!カフェご飯みたいな雰囲気がありつつも美味い。
山菜の天ぷらなんか本当にたまらなかったです。
2日目の天気は微妙でしたが、総じて楽しい山行になりました。
富士見平小屋のテン場は広くて過ごしやすいし、瑞牆山と金峰山を楽しめるし
下山後は増富の湯が待っているし…って感じで、また来たいと思います。
by yama-oson
| 2012-05-06 20:42
| 山行 (奥多摩・秩父)