尾瀬2(1日目)
2011年 10月 15日
2ヶ月前の夏にも行っているのですが、秋の尾瀬に行ってみたかったのです。
紅葉は綺麗だったのですが初タープ泊では大変なことになったのでした。
元々「10月15、16日は秋の尾瀬に行こう!」とは決めていたのですが、
予定日より5日ほど前、シブヤパブリッシングでの鈴木みきさんや野川かさねさんの
トークショーにて「尾瀬の紅葉は今が見頃です!明日にでも行ってください!」との
強いオススメを受けて俄然楽しみにしていたのでした。
しかし、天気予報では週末だけ見事に雨。
天気を恨んでも仕方ないのですが、今年の週末は夏からかなり雨が多いような…。
どうするかギリギリまで悩みましたが、今回は至仏山や燧ヶ岳には登らないので
傘を持って歩くなどしてなんとかなるだろう、ということで決行することに。
しかも、妻から「雨だと外に出づらくなるから別途屋根を作るためにタープを買ってきて」
との司令で、かなり先と思っていたタープ泊に挑戦できるかもしれません。
ということで、前々日に喜び勇んでハイカーズデポまでタープを買いに行ったのでした。
【登山ルート】
1日目:鳩待峠 → 山ノ鼻 → 竜宮十字路 → 見晴キャンプ場(設営)
2日目:見晴キャンプ場(撤収) → 東電小屋 → ヨッピ橋 → 山ノ鼻 → 鳩待峠
雨との予報でしたが、今のところなんとかもっているようです。ありがたい。
山小屋に入り昼食にします。妻はカレーを、僕は豚丼を食べました。当たりでした。
後ろにそびえるのが至仏山。今度尾瀬に来たらあれに登ろうかな。
それはモントレイルのマウンテンマゾヒスト ミッド GTXを導入したこと。
ミドルカットだしゴアテックス®なので中途半端ですが、トレランシューズです。
以前よりULの人がトレランシューズを履いているのを見て
「軽そうだけど、あのシャンクで山登りできるのかな?」と気になっていたのです。
ハイカーズデポでタープを買った時、店主の土屋さんにその事を聞いたのですが
「いけますよ。まずは、何か履いて基準を作ってみてください」という答えが。
確かに。机上の空論では答えは出ないので偶然訪れたOD BOX上野御徒町店で
半額近くに値引きされていたマウンテンマゾヒストを購入したのでした。
改めて記事を書くほどではないのでここで簡単に書きますが、
このマウンテンマゾヒストを履き慣らしのために街で履いた時に
足首の締め付けが強すぎてビビるほど痛くなったのでした。
1日履いていたら少しゆるくなったのか締め付けが緩和されましたが、
正直言えば返品(もしくはオークション行き)を考えたほどでした。
そして実際に歩いてみると、足裏のシャンクが弱め(一部だけに入っている)だからなのか、
登山靴に比べてソールが薄いからなのか、今までよりも足が疲れやすくなった気がします。
というか、使っている筋肉が違う感じがするのです。たぶん違うと思います。
1日目の行程を歩いた末には、街を何時間も歩き回った時に近い感じの疲れが残りました。
もちろん良い部分も沢山あります。まず、履き心地がやはり軽い!
登山靴を履いた時のガッチリ保護感がないので自然でいられるというか。
そして思ったよりグリップも効きます。濡れた岩場ではやはりすべりますが
それは登山靴でも同じことで、ある程度注意すれば問題ないレベルでした。
ファーストインプレッションはそんな感じですが、実際に履き込んでいかないと
わからない部分も多そうなので、もっと長期的にみていく必要がありそうです。
なぜかみなさん東電小屋に向かっていまして…何かお祭りでもあるのでしょうか?
が、さっきまでとは打って変わって濃いガスが湿原を覆っています。
前回登った燧ヶ岳が幻のように後ろに控えております…。幻想的。
すると、広めのテン場に2つほどテントがあるだけなので、かなり選びたいほうだい!
どこにするかな〜と悩みに悩んでなるべく平らな場所にしました。
そして2つのテントの間にタープを張って簡易的な食堂を作りました(笑)。
あまり広くないテン場ではこんなことはできないので、ちょっと贅沢な気分です。
気温もかなり高いので(この日は東京でも異様に暑い日と記録されてました)、
外で何かしていても苦になりません。16℃くらいはあった記憶があります。
18時頃にはワインの酔いも回ってすっかり眠りモードに。
あとは寝るだけなのでこのタープ食堂は翌朝まで使うことはないですし、
雨も降らなさそうなので一度解体して初めてのタープ泊を経験してみることに!
日が完全に沈んで暗い中、ヘッ電の灯りでタープ泊のモードにトランスフォーム。
かなり暗いですが、記憶だけを頼りに初めて張ったわりにはそこそこ綺麗に張れました。
オビ1用に用意していたタイベック製のグラウンドシートを床にして準備万全!
ワクワクと開放感に包まれながら眠りについたのでした。
※これから起こる悲劇は1mmたりとも予想していませんでした…。
by yama-oson
| 2011-10-15 20:41
| 山行 (尾瀬・日光)