白馬三山(2日目)
2011年 09月 24日
天気予報で寒いだろうことはわかっていましたが、まさか雪が降るとは。
風も強かったので「2日目も吹雪いていたら下山も考えよう」と話していたのでした。
【登山ルート】
1日目:猿倉 → 白馬尻小屋 → 白馬岳頂上宿舎(設営)
2日目:白馬岳頂上宿舎(撤収) → 丸山 → 杓子岳 → 鑓ヶ岳 → 白馬鑓温泉小屋(設営)
3日目:白馬鑓温泉小屋(撤収) → 小日向ノコル → 猿倉
昨日は吹雪(ってのは大袈裟?)だったのでテント内の気温も氷点下を下回っており、
風も強いのでテントは歪むし音もうるさかったので、眠れるか心配でした。
…が、爆睡でした!今までこんなに寝たことないぐらい。妻も呆れるほど。
下半身がダウンパンツで暖かかったのがいいのかな?…わかりません。
テントから外をのぞくと綺麗に晴れ渡って朝焼けが山を赤く染めています。
「おっ!天気は良さそう!」テンションが上がります。
恒例の朝食となっている菓子パンをスープと一緒にいただきます。
しかし、様子を見に小屋のほうへ向かうと風があまり吹いていません。
もしかして、このテン場の風が強い?風がたまりやすいとか?
テントを撤収しているとY子ちゃんが小屋からやってきました。
万全とはいかないまでも、なんとか体調も回復した模様。良かった…。
小屋あたりの道はガチガチに凍っていました。
「ちょっと歩いただけでも苦しいから、白馬鑓温泉まで行くのは難しいかもしれない」と。
強風の吹く稜線で急遽作戦会議です。どうするか…。
悩みましたが「ゆっくり進んでみて"やはり無理"と思ったら再度考えよう」という結論に。
写真撮影 N君
なるべく体力を残すために白馬岳はパスしてきました。時間も微妙だし。
冷たい空気も相まって清々しい天気!昨日の吹雪で凹んだ気分は一気に吹き飛びました。
と、テンションが上がりつつもY子ちゃんの様子をチェックします。
Y子ちゃんもテンションが上がり、カメラで写真を撮りまくっています(笑)。
写真撮影 N君
杓子岳へ向かう道は急なのでY子ちゃんには巻き道を使って先に行ってもらいます。
残る4人はスイッチバックでじっくり登っていきます。
あまりに美しく気持ちの良い頂上なので長居してしまいます。
写真撮影 N君
次は鑓ヶ岳。向こうに見えてる大きな山。
そこに向かうには一度下る必要があるんですけどね…。
でも雲ノ平のように一度沢まで下りるとかじゃないので、イメージとしてはまだマシ。
こんな道なら何時間でも歩いていられそう。空に向かって歩いてる気分。
出発して3時間程度しか経ってないですが、こんなに歩いてこれるものなんですね〜。
ここまでのアルプス!って感じの山は登ったことがないというY君、N君も大興奮。
Y子ちゃんも頑張ってくれていて、1日目よりもしっかりついてきています。
ここでまた、僕、妻、N君は先に行ってテントを張ることにします。
ちなみにこの写真はテン場から小屋のほうを写したのですが湯気のあたりが露天風呂です。
たまたま誰も写ってないですが、超丸見えです。いやぁ、すごい場所だ。
絶好のポイントにテントだけ張ってY君とY子ちゃんの到着を待ちます。
しばらくしてY子ちゃん、Y君の順番で到着。Y君はやや膝の調子が不良とのこと。
というか小屋仕舞いに近いためだと思うのですが、うどんしかありませんでした。
お風呂から上がったあとも足湯に入っておしゃべりしてたり、昼寝したり。
真ん中あたりの3つのテントが僕らですが、崖のほうを向いて張ってあって景色は最高。
(Y君は僕らより30分以上遅く到着したので、少し離れた場所に張っています)
奥には硫黄の匂いのする温泉がサラサラと常時流れています。
テントのフライを空けて外の景色をみながらのんびり…贅沢な時間。
昨日はできませんでしたが、今日は空いてる場所に集まってみんなでご飯を食べます。
僕は今夜もまた瞬間カレーにスライスチーズをインしたチーズカレー。飽きません。
ご飯を食べ終わってもみんなは足湯に行ったり、お風呂に入りに行ったりと忙しそうです。
僕は日が沈んでから足湯に行きましたが、満天の星空でとても綺麗でした。
昨日の吹雪から一転、本当に極楽のような一日になりました。
心なしか昨日より寒いようなきもしつつ(オビ1のせい?)、シュラフにもぐりこみました。
by yama-oson
| 2011-09-24 19:43
| 山行 (北アルプス)