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尾瀬(1日目)

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2011年8月6〜7日、尾瀬に行ってきました。
今回は僕と妻と友人の村上さん、『山と道』の夏目さん夫妻と歩いてきました。
尾瀬にはいくつかの道がありますが僕と妻と村上さんパーティーは大清水から、
夏目さん夫妻は鳩待峠から入って尾瀬沼ヒュッテで落ち合う、という行程です。



U.L. HIKEに多少なりとも興味を持ったのと同時に
山と道』というガレージメーカーを知りました。
その代表の夏目さんが以前お仕事をご一緒いたことのある夏目さんだと気づくには
少々時間がかかりましたが、気づいてからはメールを通して色々とU.L. HIKEの
アドバイスをいただいたりして「いつか一緒に登りましょう」なんて話しており、
それが今回実現することになったのでした。
村上さんとは以前より友達ですが今回はじめて一緒に登るのです。

どこに登るかいろいろと検討したのですが、僕ら夫婦と村上さんは登ったことがなく
夏目さん夫妻は大のお気に入りだという尾瀬に決定しました。
僕らは100名山のバッジを集めているので燧ヶ岳に登ることにしましたが
夏目さんは「けっこう地味なので見晴で落ちあいましょう」とパス。
この時僕は「そんなものか〜」と軽く考えていたのですが、後々夏目さんが
燧ヶ岳をパスした理由を身を持って痛感することになったのでした。

【登山ルート】
1日目:大清水 → 一ノ瀬 → 三平下 → 尾瀬沼ヒュッテ(設営)
2日目:尾瀬沼ヒュッテ(撤収) → マナイタグラ → シバヤスグラ → 見晴 → 山ノ鼻 → 鳩待峠


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実は村上さんは近所なのでパッと迎えにいって関越道に乗り、8:45には戸倉の駐車場に到着。
そこからバスの予定が、大清水行きは本数が少なくタクシーで行くしかないようです。
まぁ3人で割ればバスと大きく違わないのもあって、タクシーで大清水まで移動。
昼飯は道中取りたかったので大清水でおにぎりセットを購入。

今回久しぶりにルスクヴァ65(2.2kg)を背負いましたが、重い…(笑)。
しかも宿泊予定地のテン場はペグが効かないということで
こちらも久しぶりにMSR ハバハバHP(2.3kg)をパッキングしているので
前回よりも単純に2kgほど重い計算になります。
情けないことに、この2kgが意外と後々響いてくるのです。
言っても合計11kg。全然軽いんですけどね…。


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9:45、準備も整ったので出発!この日の気候は暑すぎず寒すぎず、ちょうど良い感じ。
しばらくは砂利の林道を進みます。う〜ん、虫は多いかな。


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10:40、1時間ほど歩いたところで一ノ瀬の無料休憩所が現れました。
この時の僕はお腹が減っていたので「やった〜!」という感じでした。


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そこにはキリッと冷えたキュウリとトマトが。各100円です。
妻はキュウリを、僕はトマトを買って食べました。想像以上に美味しかったです。
他にもアイスやところてんなど、いろいろと楽しそうな休憩所でした。


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そこそこお腹が満たされたところで出発。しばらく川沿いを歩きます。
(写真は川沿いになる前の細い道)


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と、いつの間にか木道に。木道を歩くと「尾瀬っぽい〜」と感じますよね。


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12:00、三平峠に到着。ここまで来ると三平下はもうすぐ。


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12:30、三平下に到着。お〜!なんだか普通に観光地っぽい感じです。
広々しているのでここで昼ご飯を食べることに。食器類を出した時に衝撃が発覚。

……燃料のアルコールを入れ忘れた!!

一応前回の鳳凰三山の残り40ccほど入ってますが、きっと足りない。
「しまった〜」と頭を抱えていると、「あ、僕はちょっと余分にありますよ」と村上さん。
「あたしも満タン持ってきたからたぶん余るよ」と妻。ありがとう!
もしも足りないときはめぐんでくださいませ…。一人じゃなくて良かった!


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今日の行程は3時間ほどなのでゆっくりご飯を食べて13:00、今日の宿泊地に向けて出発。


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尾瀬沼のまわりをぐるっと回るコースなのでとても楽しいです。いくらでも歩けそう。
左手には明日登る予定の燧ヶ岳がバッチリ見えています。
なんか池を手前に見るとすごい高さを登るような気がして少し不安になります。


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13:20、尾瀬沼ヒュッテに到着してテン場の手続きを。
ここのテン場はテント数を電話で事前予約し、到着した順で場所を指定するシステム。
28張りほどスペースがありますが今のところは4張りくらいしかない模様。
夏目さんたちはまだ来ていないようなので合流に都合の良い場所をあれこれ悩んで指定。


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そう、ここはウッドデッキのテン場なのでペグは基本的に効きません。
でも一つ一つのスペースが広々としてて快適でした。ウッドデッキで寝そべれるしね。
写真には写ってませんが、僕らの向かいが夏目さんたちが張る予定のスペースです。


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事前に聞いていたルートを計算すると夏目さんたちはもう少しかかりそうなので、
尾瀬沼ヒュッテ周辺を散策。いい感じの売店があったり、ビジターセンターがあったりで
けっこう広くてちょっとした村のようになっていました。楽しいです。


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テントに戻ると夏目さんたちが到着していました。白いとんがりが目立ってます。
聞くところによるとこのシェルターはKhufu Tyvekというローカスギアのもの。
フレームなどはなくて中からポールで持ち上げてるワンポールテント、ってことですね。
床はないので地面にフットプリント的なものを敷いて寝ます。
今日なんかは暑いので寒さの心配もまったくないし、開放的に寝れそうでいいなぁ。


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僕は夏目さんとは2度ほど会っていますが、奥様のゆみこさんとお会いするのは初めて。
簡単な挨拶を互いに済ませるとお酒やつまみを持ち寄って小さな宴会の開始。
夏目さんの荷物は全部込みで8kgほどと軽いにもかかわらず、
オリジナルザック(後日書きます)の中からはハムやらワインやらいろいろと出てきます。
僕なんて何も持ってません(笑)。これではいかんな〜と反省しつつも、かなり楽しいです。

そんな話の中で出た、村上さん自作のアルコールストーブ。ちゃんと使えてました。
五徳も太めの針金を曲げて作っているなどDIYな村上さん。すごいな〜。
僕は自作することに興味がないのですが、人の自作を見るのは超楽しい!
そういえばY君も自作の人だったなぁ。でもN君はあまり自作タイプじゃない気がする。


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日もかなり落ちてきた時に思い出したように撮影した夏目さん夫妻。
尾瀬沼ヒュッテではお風呂に入れるらしいので、17時すぎからみんなで向かいました。
シャンプーなどは使えないのですが山の中で入るお風呂はなかなか良いですね〜。
個人的には下山後に入れれば十分ですが途中に簡単に入れるなら嬉しいものです。


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お風呂から出たあとはビジターセンターで開かれているスライドショーを見に行きました。
途中からの参加でしたがなかなか面白いものでした。最初から見たいですね。
テン場への帰り道、夜の尾瀬沼を見に行って独特なカエルの泣き声を聞いて帰りました。

帰ったら隣のテントサイトの男二人が歌謡曲(変な歌)をそこそこの音量で流しており、
さらにそれに合わせて歌い、手拍子を打っているではありませんか。
会話が大きい人は山でもけっこういますが曲を流している人は初めてです。
僕と妻はとても気になったのですが、村上さんは「まぁ、僕は平気ですよ」って感じなので
「僕らが神経質すぎるのかな?」とも思ったのですが、静かに寝たかったので注意しました。
彼らは「は〜い、すいやせ〜ん」と軽い口調ながらも音量を下げてくれました。

しかし、(ほぼ)初めて人に注意するという偉業を成し遂げた僕は興奮が収まりません(笑)。
1時間ほど寝付けずにいましたが、その後はすんなり眠りに落ちることができましたとさ。


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by yama-oson | 2011-08-06 20:01 | 山行 (尾瀬・日光)

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