八ヶ岳(1日目)
2010年 08月 19日
今回はおばちゃん(妻の叔母)とめぐりさん(おばちゃんのお友達)と一緒です。
おばちゃんもめぐりさんも学生時代より登っている熟練者なのでかなり心強いです。
それでは八ヶ岳の一日目の記録です。
今まで僕ら夫婦は富士山や低山など、それほど登山技術を必要としない山に登ってきました。
しかし今回は八ヶ岳。適当に登っては危険な目に遭う可能性のある山です。
正直に告白すれば、僕は当初不安のほうが大きくあまり乗り気ではありませんでした。
ルートなど計画を立ててくれたのはおばちゃん達。
最初の案から若干の変更後、以下の地図の青くペンでなぞってあるルートに決定。
一応テントは購入済みでしたが、今回はすべて山小屋泊です。
しかし今回は縦走のルートなので車をどうするか、悩んだ挙句
"先に美濃戸口に止めてバスで渋の湯までいく"という作戦をとることに。
夜中の3時に起床して家をでます。中央道を経由して6時頃、ゴール地点の美濃戸口に到着。
1時間ほど仮眠して始発のバスに乗って茅野へいき、2時間ほどベンチで仮眠。
おばちゃん達と合流して、10:40のバスに乗って渋の湯をめざします。
登り始めまでが異様に長い…ですが、縦走するために仕方ないのです。
【登山ルート】
1日目:渋の湯 → 黒百合ヒュッテ(小屋泊)
2日目:黒百合ヒュッテ → 天狗岳 → 根石岳→ 硫黄岳 → 横岳 → 赤岳展望荘(小屋泊)
3日目:赤岳展望荘 → 赤岳 → 阿弥陀岳 → 行者小屋 → 美濃戸山荘 → 美濃戸口
おばちゃんが作ってきてくれたおにぎりを食べて準備します。
ストレッチしたりトイレに行ったりしていると…雨が!
最初は小雨だったのが次第に強くなって、たまらず屋根の下に避難。
誰が雨女・雨男、という話をして雨が止むのを待っていると、小降りになってきました。
「よし、じゃぁいきましょう!」ということで、12:00に出発!
でもそんなに雨足は強くないのでレインジャケットはいりません。
おばちゃん達の後ろについて樹林帯を進みます。
思っていた以上にゆっくりと一定のペースで登るおばちゃん。
いかに普段の自分が適当な歩き方をしていたか、身に染みてわかりました。
ゆっくりと一定のペースで登るとあまり体力を使わないんですね。
この頃になると雨もほとんど上がったのでザックカバーを外します。
いやぁ、みんなで登るとなんだか楽しいです(笑)
何をするわけじゃないのだけど、同じ状況を共有してるだけで楽しい。
森に囲まれた山荘といった感じで、なんかいい雰囲気です。
今までは富士山の山小屋しか泊まったことないので新鮮!
こんなゆったりくつろぐスペースみたいなのもあるんだ〜とか思ってると、
おばちゃんからの質問で驚きの事実が!
「ちょっと出せば個室もあるけど、どうする?」というもの。
こ、個室!?そんなものがあるとは!
富士山に登ったことがあって山小屋に泊まったことがある人ならご存知かと思いますが、
富士山の山小屋は地獄です(笑)。あれだけは本当に嫌です。
小さい小屋に何百人が宿泊するので一人分のスペースは肩幅程度で、
片方は妻の寝顔なので良いですが、片方は知らない人の顔…。寝れません。
しかし、この小屋には個室があるというではないですか!
(後に知ったのですが、個室がある山小屋はけっこうあるようです)
「ぜ、是非、個室で!」と、みんなの意見もまとまり個室に。
個室といっても4人部屋なので2人とかだと混んでるときなんかは、相部屋になるとか。
そこに咲いてたトリカブト!あまり花に興味はありませんが"毒"という部分に惹かれて。
おーこわっ!
1日目の行程が短めでやや物足りない僕ら夫婦だけ登ってみました。
奥に見えるのがもちろん黒百合ヒュッテ。
こちらも富士山の山小屋ご飯しか知らない僕にとって、ちょっとした衝撃でした。
決して豪華ではありませんが、代官山あたりのカフェで出てきそうなご飯です。
白米とお味噌汁はおかわり無料。体力回復の為、お腹いっぱい食べました。
ご飯を食べたらあとは寝るだけ。
翌日は8時間の行程が待っているので19時くらいには就寝。
個室だけあって、めちゃくちゃ良く寝れたなぁ…。
標高が低いというのもあるのかな?
八ヶ岳の2日目はこちら。
by yama-oson
| 2010-08-19 20:43
| 山行 (八ヶ岳)