北穂・涸沢・奥穂高岳(2日目)
2010年 09月 19日
初日はテント装備での初本格登山でヘトヘトになりながらも無事に涸沢到着。
今日はいよいよ穂高に挑戦します!
前日は暑さで眠れずやっと記憶が無くなったのは夜中の0時くらい。
それでも山の朝は早く、4時には起床。朝ご飯の準備をします。
【登山ルート】
1日目:上高地 → 徳沢園 → 横尾 → 本谷橋 → 涸沢(設営)
2日目:涸沢 → 北穂高 → 涸沢岳 → 穂高岳小屋 → 奥穂高 → 穂高岳小屋 → 涸沢
3日目:涸沢(撤収) → 本谷橋 → 横尾 → 徳沢園 → 上高地
相変わらず何を食べたか忘れましたが、確かパスタ。
これから気をつけて記録しないとな、と思いました。
真ん中に写る白い部分は残雪。9月だというのに。
そして周りのテントからはもう多くの人がそれぞれ目的の穂高に向かっています。
しかし、天気が晴れて良かった。昨日の到着段階でかなりガスっていたので
山小屋の人に翌日の天気と、僕らの取るルート上にある涸沢岳の難易度を聞いていたのです。
実は涸沢岳、地図を見ると"難易度高いよ"と記されているのです。
「明日は天気も良さそうですし、涸沢岳も横岳登ったのなら注意すれば大丈夫ですよ」
と、心強い言葉をもらい一安心していたのでした。
う〜ん、すでに先発者が列をなして登っています。
比較できる物があると"登ってきた感"をより強く感じますね。朝日が輝いています。
登りだした時は「寒い」なんて速乾のロンTとフリースを着てきましたが
このころには半袖で登っています。まだまだ登ります!
奥にチョコンと槍ヶ岳が見えますね。見晴らしが最高!
この頂上の裏に北穂高小屋という山小屋があるので、僕らはそこで一休みすることに。
日本でもトップクラスのテラス席じゃないでしょうか?
ビール飲める人はここで飲んだら最高なんだろうな〜(僕はほとんど飲めません)。
なのでコーラなんかを飲んで長めの休憩。もう、ここでいいか…ってくらい良い長め。
目の前にドーーーン!という感じで槍ヶ岳と槍ヶ岳から登ってくる登山者が見えます。
ものすごい高度感で気が引き締まります。
しかも、(僕らの中で)噂の涸沢岳を通化するわけだし。
このあたりは慎重に行けばそんなに怖いところではありません。
慎重にいけば難しいわけではないのですが高所恐怖症の人間にはなかなかキツかったです。
しかし、妻は平気なようでヒョイヒョイと登っていきます。
良い写真が無かったので頂上の写真は無しです。
頂上から先を見ると次の目標の山、奥穂高岳とその麓に建つ穂高岳小屋が丸見え。
一度小屋まで下がってから奥穂高岳を登ります。
なんだか存在感のある山を登ったり、見たり…すごすぎて処理しきれません。
こんなすごい場所にあるとは思えないほど立派な山小屋です。
ほとんどお昼の時間なのでここで昼食をとります。
カレーを食べましたが普通に喫茶店とかで出てきそうなほどのクオリティー。
野菜なんかもゴロゴロしてます。お腹も減っていたので一瞬で食べました。
この写真は小屋到着の直前に撮ったのですが、混雑具合わかりますか?
登りも下りも1本のハシゴやロープを使うので、並んで順番を待たなければなりません。
しかも警備員がいるわけではなく、登山者一人一人が責任を持って秩序を保ちます。
具体的には、"20人"とか人数を決めて下から20人登ります。
そして最後の人が「僕で20人目です」と伝えます。
下山も同じことをし、それを繰り返すのです。
どうしてもいい加減な人はいて「あれ?もう何十人も登ってきてない?」とか
グチャグチャになりかけるのですが、なんとか保たれてました。すごい。
思わず(写真のように)手を広げて大空を感じたくなるほど。
"山頂が近い"と感じれる雰囲気でテンションも上がります。
ここは今までの山よりさらに見晴らしが良く、
思わず陽に温められた岩に座って長めの休憩をとりました。
名前からしてイカツイのですが風貌も尋常じゃないです。
これって、登れるものなの!?と、疑いたくなるほど。
下山がきつかった。正直、体力はほとんど底をついている状態でしたし。
ソールの固い登山靴で足の裏は痛くなってくるし…。
ザイテングラートを通って、登りよりはるかに大人しい道を下ります。
16:15、無事にテントに戻ってきてササっとご飯を作って食べます。
今日は昨日より疲れたし寝れるかな?という期待を胸に就寝。
なんとなく寝れた気もしました…が!
夜中からポツポツとテントを叩く音が。
テント泊2回目なので当たり前ですが、初の雨ですよ!
幸い明日は下山するだけですので、焦らず再び眠りにつきました。
3日目の記録はこちら。
by yama-oson
| 2010-09-19 20:34
| 山行 (北アルプス)