甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳(2日目)
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2010年10月16日~17日、甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳に登ってきました。
前回は甲斐駒ケ岳の記録でしたので、今回は10月17日の仙丈ヶ岳の記録です。



前日、20時くらいには寝ていたので3:30くらいに起床。
やっぱり9月にテント泊した涸沢とは違って、けっこうな寒さ。

【登山ルート】
1日目:長衛荘 → 北沢駒仙(設営) → 仙水峠 → 駒津峰 → 甲斐駒ケ岳 → 北沢駒仙小屋
2日目:北沢駒仙 → 馬の背ヒュッテ → 仙丈小屋 → 仙丈ヶ岳 → 北沢駒仙(撤収) → 長衛荘


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真っ暗な中ランタンなどをつけて準備を開始します。
まずはパスタを茹でて朝ご飯を食べます。食べないと動けないですからね。
周りのテントに気を使ってコソコソ準備しますが、周りも起きだしている様子。
山の朝は早いです。


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昨日と同じようにサブバッグに諸々詰めて日の出前の5時過ぎに出発。
ヘッドランプを装着して暗闇の中を歩きます。
とはいえ、真っ暗というほどでもなく。朝の山の中の気持ち良いこと。
この写真を撮った太平山荘のあたりでは、もう明るくなりはじめてますね。


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暗い山道を歩くというのは不安というか怖いのですが、徐々に明るくなっていくのなら別。
あとは昼間が待っているだけですからね。
これが夕方で日が落ちて行く一方、だったとしたら怖すぎる…。


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6:30、樹林帯を抜けると川に沿ってガレ道を登ることに。
小さな滝は氷ついていたりして「もう冬に近いな」なんて思ったり。
昨日の甲斐駒ケ岳は晴天でしたが本日は曇なのでそれも大きいかと。
歩いている間はけっこう暑いのですが、止まって休憩すると寒い。


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7:30、延々と続く沢沿い歩きに嫌気がさしてきた頃パラパラとヘリコプターのすごい音が。
ゴーっと僕らの頭上を通化していきましたが、5分もしないうちにゴーっと戻ってきました。
機体の下には何か樽のようなものをぶら下げて。
「何か物資を運んでるんだろうね」なんて話ながら進むとまた轟音が。
ヘリがやってきて向こうに消えて、また樽を積んで帰っていきます。
ホバリングしているヘリが見えてくると、その下には山小屋が。


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ヘリコプターは器用に空中に留まって、下の人の合図を受けて飛び立ちます。
馬の背ヒュッテをのぞくと、どうやら冬に向けて小屋を閉めるようです。
この小屋が開くのはまた来年。ずいぶん先の話ですね。
あまり休んでいると体が冷えるので先を急ぎます。


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馬の背ヒュッテ直後にある「馬の背」というポイントを越えたところで霜柱を見ました。
しかしこの霜柱、僕が今までに見た霜柱と次元が違います。
なんだか土の中からエネルギーが形になって現れたかのような。
思わず嬉しくなって手に取ったりして遊んでしまいます。


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その後は徐々に稜線歩き。この稜線の美しいこと!ここはまた是非歩きたいです。
周りには景色を遮る木々もなく、その先には山々が丸見えです。
僕が想像する理想の稜線にかなり近いです。ここでテントとか貼りたいなぁ。
(テントは禁止と立て札があるのですが)
しかし…素晴らしい、素晴らしすぎます。


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テンション上がりっぱなしで稜線を歩くと8:30、仙丈小屋に到着。
このあたりはカールになっていて、小さい涸沢みたいな印象を受けました。
(カールといったら涸沢しか実際に見てないのですが…)

そして、このあたりから風が尋常じゃなく強くなってきます。
気温はそれほど変わっていないはずなのですが風が強いのでとにかく寒い。
"風は体感温度を下げる"というのを身を持って体験しました。
こういう小さな体験が後々血となり肉となるのでしょうね。


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と、ここで嬉しい出会いが!
ガーガーガーとガチョウのような鳴き声がするので声のほうを探してみると…
なんと、山のアイドル雷鳥たちがいるではありませんか!
しかも10匹ぐらいは余裕でいそうな雰囲気。
保護色になっているので写真ではわかりづらいですが、目がクリっとしてて可愛いです。
こんな低い声で鳴くとは…。寒さを忘れてしばし見入ります。


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雷鳥には別れを告げて先を急ぎます。
山頂は見えているのでもう少しのはずです!
サブバッグに入れてきた防寒具をすべて着込んで登ります。
ところが、妻は手袋をテントに忘れたとのこと。
この寒さで手袋無しは辛いと思い片方を貸します。


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左右切れ落ちた鋭い稜線を歩きます。
しかし、このあたりになると風の通り道なのでまとも強風を喰らいます。
ビュービューいって吹きつけるので慎重に進みます。
お、あれが頂上だな。


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9:05、仙丈ヶ岳に登頂!
ヤッターってより、寒い寒い。写真を撮ってすぐに先を急ぎます。
フードも被ってないと寒すぎるのです。


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15分ほど先に進み頂上から少しそれるだけで、だいぶ風がましになりました。
ここで岩場で風を避けながら軽い昼食。事前に家から持ってきたパンを食べます。


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昨日よりはるかに曇ってるけど雨が降っていないだけずいぶんマシかな。
うっすらと向こうのほうに富士山も見えます。
帰りも稜線を歩くのでとても気持ち良いです。


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途中、小仙丈という小さなピークも踏んで進みます。
帰りに選んだ道もとっても開けていて見晴らし最高。
向こうのほうに目をやると僕らがテントを張っている北沢峠が見えます。
写真ではほとんどわかりませんが、肉眼では僕らのテントも確認できました。


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12:00、下山。昨日と違って高山病にはなりませんでした。
13時のバスに乗りたかったので急いで張ってあったテントを撤収します。
ババーっとパッキングを済ませてバスの場所取り。
時間ができたので長衛荘でラーメンやそばなどの昼食(2度目…)を食べました。
そして13時のバスに乗って無事に駐車場へ着き、東京への帰路につきました。

甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳、最高でした。
マイカー規制だけネックになりますが、必ずまた来ると思います。
あと甲斐駒ケ岳!8時間近く歩いたのにトイレが1個もないのは何とかして欲しいです。
男はまぁ、ぶっちゃけなんとかなりますが、女性は何ともしがたく大変です。
1回300円の使用料でもいいから作ってほしいです。
う〜ん、トイレがネックだから仙丈ヶ岳だけでもいいかな。


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by yama-oson | 2010-10-17 18:20 | 山行 (南アルプス) | Comments(0)
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